輝きが向こう側へ!

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思いついたことをそのまま記事にしている何の脈略もないブログです。アニメやゲームの感想等を掲載。

【ネタバレ・感想】彼女の多面性が垣間見えた『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』

タイトル:LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘
制作会社:トムス・エンタテインメント
監督・デザイン・作画監督:小池健
脚本:高橋悠也 音楽:ジェイムス下地
キャスト:ルパン三世/栗田貫一、峰不二子/沢城みゆき、他
配給:ショウゲート 公開日:2019年5月31日 上映時間:56分

LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘 限定版 [Blu-ray]

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不二子(声:沢城みゆき)は、心臓に病を抱える少年ジーン(声:半場友恵)とともに逃げていた。ジーンの父・ランディは、ジーンの心臓の手術費と逃亡資金を手に入れるため、ゴドフリー・マイニングから5億ドルを横領したのだ。だが、殺し屋ビンカム(声:宮野真守)に追い詰められて自爆したため、5億ドルの在処を知る人間は、今やジーンただ独り。不二子とジーンを追い詰めてゆくビンカム。呪いの力で人の心を操るビンカムから一度は逃げ延びながらも、結局拘束されてしまう不二子とジーン。ビンカムの鋭利な爪が今、不二子に襲い掛かる……!

MovieWalker

 



 前作から2年以上の月日が経過。間にTVシリーズのパート5が放送されていましたので、かなり間が空きました。その影響なのか、原作寄りだった絵柄が、アニメ寄りになった気がします。それは絵柄だけでなく作風自体がそうなったと言えるかもしれません。
 

これまでと違って若干マイルドな作りに
 これまでのシリーズは、ダーティーなイメージが強かったですが、今作は子供が絡んでくる話になっているので、その影響もあってか、これまでと違って若干マイルドな作りに。前情報で確認していた敵キャラクター、ビンカムについては、とても不気味な印象を抱いていたのですが、不二子の色気にやられてしまうという案外、俗っぽいキャラクターでした。いや、愛に飢えているという事で純粋と称するべきか。見た目は違いますが、特殊能力使いという事で、1stシリーズのパイカルを思い出しました。話を戻しますが、子供と行動を共にする不二子。こちらは、TVスペシャル『バイバイ・リバティー 危機一髪!』でのルパンを彷彿とさせました。大人と子供を組ませて、どういった反応が生まれるのか、そういった側面でストーリーを構成されたのでしょう。そこには不二子の子供嫌いな面が隠し切れず見えつつも、子供を放りっぱなしにもできない気まぐれな面(母性?)を見せるなど、彼女の多面性が垣間見えました。戦闘シーンでは、やっぱりアレを出すのだなと。とはいえ、それを売りにした作りの作品ではないので、そういうのを期待している方には、ちと物足りなかったのかも。


キャスト変更当初の背伸びした演技からの変貌
 2011年に、銭形警部、石川五ェ門、峰不二子のキャストが変更。山寺宏一さん、浪川大輔さん、沢城みゆきさん。変更された当時は、長年演じてこられた前任者のイメージが強い中で、どう演じるのか苦労していたように感じました。あの山寺さんでさえも、納谷悟郎さん演じた銭形を単に真似するだけでなく、自分のものにしようと試行錯誤があっての今ではないでしょうか。そもそも『ルパン三世』という作品が、回によって作風が異なり、キャラクターの性格もそれにより変わるという特殊な作品で、いくつかの顔を用意する必要があるというのが難しいところ。不二子に関してはそれが顕著で、ミステリアスな謎の女であったり、コメディエンヌなお金の亡者であったりと、振れ幅が大きい。そんな中、前任者である増山江威子さんが演じた不二子のニュアンスを活かしつつ演じられている様子を、この作品で堪能できるというのが、この作品の1つの売りかもしれません。変更当初の背伸びした演技からの変貌が実感できます。


殺し屋達を裏で操っているのは
 『次元大介の墓標』から始まった本シリーズ。それぞれが単品の印象があったのですが、本作になって、これまで敵として登場した殺し屋達が再登場。この殺し屋達を裏で操っているのは、やはりあの人か。次は銭形編?大きな動きがありそうです。最後の最後で、モンキーパンチ先生へのメッセージが。本編と違うところでウルっときてしまいました。