輝きが向こう側へ!

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輝きが向こう側へ!

思いついたことをそのまま記事にしている何の脈略もないブログです。アニメやゲームの感想等を掲載。

【ネタバレ・感想】シャアのたまに見せるやさしさがずるい『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』

映画レビュー レビュー アニメ 機動戦士ガンダム

■イベント詳細

 「機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起」舞台挨拶
 開催日:2016/05/22 開演:13:10 会場:大阪ステーションシティシネマ
 出演:柿原徹也ガルマ・ザビ役)、前野智昭(リノ・フェルナンデス役)、
    谷口理プロデューサー

 2作目の感想を投稿せずに3作目となってしまいました。これは2作目を観ていなかったのではなく、単に投稿するのを忘れていただけです…。ちなみに、2作目はMOVIX京都の舞台挨拶付上映で鑑賞しました。舞台挨拶には三宅健太さん(ドズル・ザビ役)、喜山茂雄さん(ランバ・ラル役)が登壇。お2人からは、続き(ルウム編)もやりたいとの意気込みが聞けたのですが、空席が目立つ状況でしたので3作目の舞台挨拶からMOVIX京都が外されてしまい、残念。個人的にはこの渋いキャスティングは大歓迎であったのですが、多くの人を呼ぶには花が必要であったのかもしれません。話の内容としては、シャアとセイラの生い立ちが前作に引き続いて描かれていまして、今作からシャアの声を田中真弓さんから、池田秀一さんにバトンタッチされました。若い声でシャアを演じられている池田さんに最初はちと厳しいかと思いましたが、『シャア・アズナブル池田秀一』という結びつきの強さからか、終盤に至っては違和感を余り感じなくなっていました。話の本筋とはそれますが、モビルスーツが開発される前に作られていた作業用のモビルワーカーが登場。そのモビルワーカーの兵器転用のテストとして、モビルワーカー同士の荒々しい対決シーンがファンサービス的な形で挿入されていました。


タイトル:機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起
制作会社:サンライズ
総監督:安彦良和 監督:今西隆志
キャラクターデザイン:安彦良和、ことぶきつかさ
メカニカルデザインカトキハジメ山根公利明貴美加アストレイ
音楽:服部隆之
キャスト:シャア/池田秀一、セイラ/藩めぐみ、ガルマ/柿原徹也、他
配給:松竹 公開日:2016年5月21日 上映時間:60分 

 



 ガンダムオリジン3作目にしてようやくシャアが活躍。自身と瓜二つの容姿を持つ元シャアをはめて亡き者とし、士官学校の生徒に。元シャアが憎めないキャラクターだっただけに、あっけなく葬られてしまうのがなんとも可哀想に思えたのですが、それに対して自身の目的を遂行するのみで、なんの後悔も見せないシャア。物語の冒頭から、したたかさと冷徹さを感じたのでした。それは全編において感じられるもので、士官学校のルームメイトとなるリノやガルマに対してもそうでした。シャアの行動や表情から、本音と建前が見て取れる。これには、ガンダムのTVシリーズでのセイラの台詞「兄は鬼子です」が頭をよぎりました。しかしながら、ただの悪人とは思えないのがシャアの魅力。計算的な行動なのか、刹那的な戯れなのか、たまに見せる優しさがずるく、雨が降る中、簡易テントを作っての一言「君の宮殿だ」。これにまんまとはまってしまうガルマなのでした。

 ガルマ役が、数々のヒーローを演じられてきた森功至さんから柿原徹也さんへ。森さんの凛々しい声は位の高さを感じさせるものでしたが、柿原さんのナイーブな演技は、シャアから『坊や』と言われるのにふさわしく、気弱さと気高さが内包されたものでした。どちらかというと気弱さが前面に出ていますので、TVシリーズよりも人間味が感じられました。そこでまた思うのが、1作目のランバ・ラル同様、思い入れができてしまうということ。ガウの特攻シーンがなんとも言えない気持ちになってしまうのでしょうね。

 アニメオリジナルキャラクターとして登場したリノ。シャアの素性を知ってしまい口封じの為に、数年後のガルマのごとく、はめられてしまうのですが、シャアの特徴的なマスクを手渡す役目を担っていました。今作のサブタイトルは『暁の蜂起』。2,000名の兵を有する連邦軍基地に対して、シャアの先導で士官学校の生徒たち200名が武装蜂起。戦闘が繰り広げられる最中に、リノのエピソードを入れることで二重の緊張感が生まれていました。


■舞台挨拶。出演者が出演者だけに女性が多かった印象。

 上映終了後に舞台挨拶。ガルマ役の柿原さん、リノ役の前野さん、谷口理プロデューサーが登壇。まずはビデオメッセージが上映され、セイラ役の藩さん進行で、池田さん、安彦監督がそれに応えるという流れでした。安彦監督からはルウム編の制作がようやく決まったという話が。本編・第4話予告に引き続いて流れたルウム編の予告。ガンダムの本編が2017年にスクリーンで見られるとは。サンライズさんは慎重だということでしたが、このまま何事もなくラストシューティングまで突っ走ってもらいたいものです。


 谷口プロデューサーからは、本編中の士官学校の入学式の際に自分がモデルになったキャラクターが登場しているという話がありました。他には制作裏話として、終盤のシャアが塔の上に立っているシーンについて。CGが使用されていたシーンでしたが、ここでのアングルについて安彦監督から急な演出指示があった様で大変だったとのことでした。

 柿原さんは、シャアが塔に立っていたシーンでの夕日に照らされての台詞「赤いな…実にいい色だ」がアフレコ当日にスタッフから差し込まれたものという話をされていました。この台詞について、淡々と言ってしまえばどうということのない言葉が、池田さんから発せられると意味深いものになるとのこと。一言の台詞でも、その後に加えて何か言っていたんじゃないかと想像できてしまうということも話されていましたが、それは池田さんの演技の説得力と、シャアというキャラクターが見る者に息づいているからそう感じられるのではと思いました。

 前野さんからは、2年前にオーディションがあって役が決まり、その後はジージェネやスパロボをプレイするとワクワクしていたという話が。ガンダムファンですとそうなるのも無理はありません。しかしながら、今作で退場となってしまうリノ。そんなリノは特殊車両操縦評価がAとの設定があり、なんとか生き延びていたならば、ザクレロに乗って再登場というワンチャンを!と話されていました。ザクレロが特殊車両なのかどうかは別として、先行上映イベントでも同じことを話されていたようで、ザクレロに対する愛情についてはよく理解できました。


ジオン公国兵気分で「ジーク・ジオン!!」の合唱

 最後は、客席を巻き込んでの「ジーク・ジオン」の合唱。「できるよねw」と半笑いで煽りを入れてくる柿原さん。なんだかとっても、らしい。ガルマ様の「ジーク・ジオン!!」の掛け声の後に、右手を挙げて「ジーク・ジオン!!」まさかこれを実際に叫ぶ日がくるとは…。これをもって舞台挨拶が終了。なんとも貴重な体験となりました。これまで3作を立て続けに見てきましたが、終盤にはアムロも登場し、一年戦争以前の歴史が描かれてきたシャア・セイラ編完結となる4作目にはララァも登場。いよいよ一年戦争が始まるのだなと感じられました。4作目は秋公開で、ルウム編は来年公開予定。これは楽しみになってきましたよ。