輝きが向こう側へ!

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思いついたことをそのまま記事にしている何の脈略もないブログです。アニメやゲームの感想等を掲載。

【イベントレポート】俗に言う2.5次元とは別物なのではないか『舞台「Wake Up, Girls! 青葉の軌跡」第7回公演』

イベント詳細

舞台「Wake Up, Girls! 青葉の軌跡」第7回公演

開催日:2018/06/10 開場 11:30 開演 12:00
会 場:草月ホール(東京都)
料 金:SS 9,500円、S 8,500円、A 7,000円
    非売品フォトブック付き +2,000円
出演者:
<Wake Up, Girls!>
吉岡茉祐(島田真夢役)、永野愛理(林田藍里役)、田中美海(片山実波役)、青山吉能(七瀬佳乃役)、山下七海(久海菜々美役)、奥野香耶(菊間夏夜役)、高木美佑(岡本未夕役)
<I-1club>
大坪由佳(岩崎志保役)、松村芽久未(近藤麻衣役)、持田千妃来(吉川愛役)、堀越せな(相沢菜野花役)、山下夏生(鈴木萌歌役)、立花玲奈(鈴木玲奈役)、日下部美愛(小早川ティナ役)、松田彩希(高科里佳役)
<Twinkle>
栗生みな(アンナ役)、舞川みやこ(カリーナ役)

一内侑(松田耕平役)、田中良子(丹下順子役)、福山聖二(早坂相役)

出演者感想まとめ

 

WUGの舞台、再び


 WUGの舞台が再びということで、公演期間中で唯一行けるタイミング、6月10日千秋楽公演の1回目(計7回目)を観劇しました。開演1時間30分前に物販が行われましたので、列に並んでパンフレットと複製台本を購入しました。ランダムブロマイドも併せて購入しようと考えていたのですがそちらは売り切れ。残念。今回購入したチケットはSS席の非売品フォトブック付きでしたので、このとき一緒に受け取りました。劇中でチラシを配るシーンがあるのですが、そのチラシが同封。後から知ったのですが、公演日ごとにチラシのデザインが違っていたようです。


本作はTVシリーズの5話から7話までの内容


 前作が『劇場版「7人のアイドル」』を題材に膨らました内容で、今作ではTVシリーズの一部(第5話『天国か地獄か』~第7話『素晴らしき仲間たち』)が題材に。新章の時代から過去を振り返るストーリー展開でしたが、単なる過去の再現ではなく、その後の設定や状況を加味して再構築されていました。アニメでは続・劇場版から登場した高科里佳を本作で登場させ、志保がその里佳を気遣うシーンが度々ありました。これは里佳が主人公のコミック『リトル・チャレンジャー』の内容を盛り込んだだけでなく、TVシリーズでピリピリしていた志保の印象を、その後の展開を考慮して、ある程度印象を変える役目があったのかなと感じました。


ダンスがうまく踊れない様を再現

 
 早坂相がWUGのプロデューサーに。1人、ダンスがうまく踊れない藍里を外す判断を下したものの、メンバーたちがこの早坂の判断に反発し、やめる決断をした藍里をリーダーである佳乃と真夢が説得する一連の流れが、I-1clubサイドのストーリーを絡めて、1時間45分の尺の中で丁寧に描かれていました。Twinkleの「ねぇ、ちゃんとケンカできてる?」のシーンも。ダンスがうまく踊れない藍里に対して、その役を演じる永野さんが逆にダンスが得意なのですが、うまく踊れない様を分かりやすくダメダメに表現されていました。劇中、何度も歌うシーンがありまして、最初はダメダメでも、その後はそれなりに成長していました。それなりに成長している時点のダンスでも下手な様子が再現できたのではと思ったのですが、分かりやすさを優先されたのでしょう。


原作で演じられている声優さんの個性を演技に反映

 
 舞台版キャストについて。I-1clubについては、近藤麻衣役・吉川愛役・相沢菜野花役の3名が変更に。麻衣がキャプテンとしての掛け声を行うのですが、それが加藤英美里さんの様に、生真面目さが感じられる真っすぐに通る掛け声が良かったでした。舞台では初登場となる早坂相。アニメでは鈴村健一さんが癖のある演技をされていましたが、舞台版でもあの喋り方を踏襲。髪型、ネジネジも再現。登場シーンは少ないのですが、原作通りの存在感を発揮されていました。皆さん、原作を確認されて、元々の役を演じられている声優さんの個性を演技に反映されているのだなと、その努力に感服なのでした。


場面転換では回転舞台を使用

 
 ステージは前回よりも小さくはなりましたが、出演者の方がステージを歩く際に「コツ、コツ」と靴の音が響き渡るぐらいの距離感で劇を楽しむ事ができました。ステージが狭いので回転舞台を使用。場面転換では回転し、前回同様プロジェクションマッピングが活用され、場面転換後の背景が映し出されました。この回転舞台が結構素早く回転するので、出演者の皆さんがよろめかないかと、ちと心配に。クレーンゲームでむすび丸を3つ取らなくてはならないシーンがありましたが、クレーンゲームの筐体を象ったものを舞台に置いて、そこにプロジェクションマッピングを投射してゲームをする様子が再現されていました。

 

舞台パート終了後には『触れ愛プロジェクト』という名の物販パートが

 
 終演後、ライブパートへ行く前に、WUGとI-1メンバー以外の出演者の皆さんが登場しての物販パートに突入。客席内を回ってプレートライトを販売。社長が言うには『触れ愛プロジェクト』とのこと。確かに、出演者の皆さんからプレートを手渡されるので、間違いではない。この出演者との距離感の近さは舞台ならでは。客席に向かって「男爵芋の諸君!」と早坂さんが言っていて、笑ってしまいました。


セットリスト(全4曲)


M01:16歳のアガペー
   16歳のアガペー(14/12/03)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:広川恵一

   歌:Wake Up, Girls!

M02:ゆき模様 恋のもよう
   恋?で愛?で暴君です!(17/05/24)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:広川恵一

   歌:Twinkle

M03:ジェラ
   極上スマイル(14/04/23)より

   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:田中秀和

   歌:I-1club

M04:Polaris
   Wake Up, Best!3(18/03/28)より
   作詞:Wake Up, Girls!
   作曲・編曲:田中秀和
   歌:出演者全員



 物販コーナー後にはライブコーナーが。6回目公演までが3曲で、千秋楽となる7・8回目については4曲に。1曲目は『16歳のアガペー』。劇中では、わざと下手にダンスをしていた永野さんが本領を発揮。その他の変化として、吉岡さんが妙に勇ましくなっていたのが面白かったでした。役通りの感じも良いし、この「灰になる準備はできていますか?」と言いそうな感じもまた良い。2曲目はTwinkleによる『ゆき模様 恋のもよう』。Twinkleが歌う曲が聴ける日が来るとは。WUGが歌ったバージョンとはまた違う、デュオ曲として新たな魅力が感じられました。3曲目は『ジェラ』。I-1clubの赤の衣装が好みなので、またその衣装でのライブシーンが観られるというのが有難い。最後の曲は『Poraris』。WUGの皆で作詞した曲を、出演者全員で最後に歌う手作り感が温かさがあって良かったなと。新章の曲ではあるのですが、時代を超えた普遍的なWUGの1曲に、これから歌い続けていくことで、そうなっていくのではないかという予感がよぎったのでした。


俗に言う2.5次元とは別物なのではないか

 
 この手のアニメや漫画を題材にした舞台のことを2.5次元舞台と呼ばれていますが、これについては、2次元と3次元の中間という意味合いでそう呼ばれるようになったものと思われます。そこで本作についてですが、WUGのメンバーが2次元3次元問わず、どちらも演じていることもあってか、2次元がそのまま3次元になった感じがして、俗に言う2.5次元とは別物なのではないかと感じられました。それは、アニメの内容の単純な再現にとどまらず、現実の出来事なんじゃないかというハイパーリンクならではの錯覚があったから。現実での出来事をアニメに踏襲し、それをまた舞台という形で再現することの面白さがとても感じられた舞台でした。「戻ってきてよ、藍里!」の叫びが現実のものとして聞けるなんて、とても不思議な感覚。まだこの先の物語があって、特に、これからの展開が東日本大震災が絡んでくる内容に。そこを踏まえてこそのWUGだと思いますので、定期的に舞台をやってくれないかなと切に思うのでした。