輝きが向こう側へ!

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【感想】ファミコン本体を小型化して復刻「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」

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 今となっては当たり前の物となった家庭用ゲーム機を、その当たり前のものとしたのが任天堂の『ファミリーコンピュータ(ファミコン)』でした。ゲーム機の普及に貢献したファミコンを小型化し、ゲームソフトを内蔵した形のものが、本日発売の『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』です。購入してみましたのでその感想をまとめてみます。

 ファミコンが発売されたのは33年前。よく知らない方がたくさんいると思いますので、まずは、ファミリーコンピュータとは何なのかを説明します。


まずは、ファミリーコンピュータとは?

名称:ファミリーコンピュータ CPU:8Bit
発売元:任天堂 発売日:1983年7月15日 価格:14,800円(税別)
内容:日本で初めて本格的に普及した家庭用ゲーム機。
   累計販売台数は国内1,900万代以上、世界で6,000万台以上。

ファミリー コンピュータ(AV仕様 ファミコン)【メーカー生産終了】

ファミリー コンピュータ(AV仕様 ファミコン)【メーカー生産終了】

 

■説 明

 TVゲームという市場を作り出した定番のゲームハード。正式名称は『ファミリーコンピュータ』であるが、『ファミコン』と略称で呼ばれることが多い。ファミコン世代の方にとってはTVゲーム機全般のことを『ファミコン』と呼ぶほど認知された略称である。『ファミリーコンピュータ』は2003年の9月まで製造され、20年間もの長きにわたって親しまれた。1993年12月1日にAV仕様のファミコン発売。価格は6,800円。(旧型に搭載されていた2P用コントローラ用マイクは排除)

■歴 史
 TVゲームブームに乗って、各社がこぞってゲームハードを開発する中、ゲーム制作に最適かつ、低価格を実現したハードが生まれた。任天堂が開発したTVゲーム機『ファミリーコンピュータ』である。今見てもコンパクトな設計で、コントローラとハードが一体となっており、収納のし易さという面も考慮された作りとなっている。2プレイヤー用コントローラにはマイクを搭載しており、それを利用したソフトも数作発売された。

 発売当初は任天堂の意向により、自社制作ソフトしか販売されなかったが、後にハドソン・ナムコ・コナミなどのゲームメーカーにより、人気アーケードゲームがファミコンに次々と移植され、爆発的人気を獲得。さらには、自社制作ソフト『スーパーマリオブラザーズ』や、エニックスの『ドラゴンクエスト』などのヒット作にも恵まれた。

 需要の増加と共に求められるゲームのグレードが上がり、これまでのROMカートリッジでは容量不足と判断。任天堂はディスクドライブを採用することを計画。それが1986年に発売されたディスクシステムである。ROMカートリッジからディスクに変えることで、データ容量の増加やゲームの途中データの記録を実現したのだが、ROMカートリッジの技術革新により、ディスクのメリットがなくなってしまい、ついには市場から消えてしまった。だが、このディスクシステムから生まれた『ゼルダの伝説』『メトロイド』『悪魔城ドラキュラ』など今でもシリーズの続く名作の原点がここにあった。

 TVゲーム業界を独占していたファミコンにも技術革新の波に飲み込まれる時が来た。セガは『メガドライブ』、NECは『PCエンジン』を投入。ここで任天堂はついに新ハードを発表。それが次世代ファミコン『スーパーファミコン』である。ファミコンは、このスーパーファミコンの投入と共に役目を終えた。しかし93年、新型ファミコンであるAV仕様ファミコン(ビデオ端子接続仕様に変更)が発売され、その後も生産終了までファミコンユーザーに親しまれた。




改めて、ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータとは

名称:ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ
発売元:任天堂 発売日:2016年11月10日 価格:5,980円(税別)
内容:ファミリーコンピュータを約60%に小型化して復刻。
   30タイトルを収録。かつてのカセットは使用不可。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

 

 

■感 想
 パッケージは当時のものに似せたデザインで、懐かしさが感じられます。しかし、中身は違っていまして、昔のものであれば発泡スチロールが梱包材として使用されていたのが、今時のダンボールに変化。この変化に、何かが違うと感じてしまった方は当時を知る人です。

 ファミコン本体を約60%小型化したことで、コントローラまでもが小型化。元々のコントローラが今時のものと比べて小さかったので、それがさらに小さくなりましたから、手が大きい方はプレイしづらいのでは。自分の場合は手は大きくないので問題ないのですが、難なくプレイできるギリギリのラインかなと。ボタンについては、初期型のゴムを再現、する訳はなく、もちろんプラスチック製ですので、押したらなかなか元に戻らないなんてことはありません。本体についてですが、電源スイッチ・リセットボタンは機能するものの、カセットの挿入口・イジェクトレバー、周辺機器接続端子、2コンマイクは機能せず、飾りです。イジェクトレバーは両親指で押したくなるのですが、押しても動きません。

 小さくなったことでのデメリットがありますが、メリットも。コンパクトゆえの携帯性であったり、RFスイッチの様な面倒くさい配線・同軸ケーブルの加工が要らない・カセットの接点不良の問題が無い等、昔だからあったプレイするまでの工程が無いのが楽でいいです。しかし、ノスタルジーに浸りたい方にとっては、そんな工程もまた一興であり、楽ではあるけれども物足りなさを感じてしまうかもしれません。

 30タイトルのゲームが収録されていますが、それぞれ4つまでセーブ可能。セーブ機能を駆使すれば、昔クリアできなかった難しいゲームでもクリアできるのでは。セーブする際にリセットボタンを押すのですが、ファミコン時代の記憶からか、『リセット=全て消えてしまう』なので、押すのに少し躊躇してしまう自分がいたのでした。

 HDMIケーブルでテレビと接続しますので、画質が良いです。ファミコンのゲーム自体はWiiU等でバーチャルコンソールとして遊べるのですが、何故かこちらは発色が抑えられていて暗いのです。その点こちらは、ハッキリとした発色。画面設定を『ピクセルパーフェクトモード』にしますとそれが際立ちます。それとは全く逆の『アナログテレビモード』も搭載。当時のテレビはブラウン管方式が主流だったのですが、その風合いが楽しめるといったもので、言ってしまえば、あえて画質を落としてしまう機能です。だが、これがいい。クラシックを感じるための要素として有り難い機能なのです。

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■収録タイトル
 01.ドンキーコング(任天堂)
 02.マリオブラザーズ(任天堂)
 03.パックマン(ナムコ)
 04.エキサイトバイク(任天堂)
 05.バルーンファイト(任天堂)
 06.アイスクライマー(任天堂)
 07.ギャラガ(ナムコ)
 08.イー・アル・カンフー(コナミ)
 09.スーパーマリオブラザーズ(任天堂)
 10.ゼルダの伝説(任天堂)
 11.アトランチスの謎(サンソフト)
 12.グラディウス(コナミ)
 13.魔界村(カプコン)
 14.ソロモンの鍵(テクモ)
 15.メトロイド(任天堂)
 16.悪魔城ドラキュラ(コナミ)
 17.リンクの冒険(任天堂)
 18.つっぱり大相撲(テクモ)
 19.スーパーマリオブラザーズ3(任天堂)
 20.忍者龍剣伝(テクモ)
 21.ロックマン2 Dr.ワイリーの謎(カプコン)
 22.ダウンタウン熱血物語(テクノスジャパン)
 23.ダブルドラゴンII(テクノスジャパン)
 24.スーパー魂斗羅(コナミ)
 25.ファイナルファンタジーIII(スクウェア)
 26.ドクターマリオ(任天堂)
 27.ダウンタウン熱血行進曲(テクノスジャパン)
 28.マリオオープンゴルフ(任天堂)
 29.スーパーマリオUSA(任天堂)
 30.星のカービィ 夢の泉の物語(任天堂)

 説明書一覧


 任天堂のタイトルを中心にしたラインナップ。初期のタイトルが多いことから、懐かしさが際立った感じに。ゲームとしてのボリュームを考えますと、後発のタイトルが充実している方が良いのですが、懐かしさを売りにする商品でしょうから、至極全うなラインナップであると思います。ただ、自分だったら…。

 収録タイトル(理想)
 01.スーパーマリオブラザーズ(任天堂)
 02.ゼルダの伝説(任天堂)
 03.影の伝説(タイトー)
 04.メトロイド(任天堂)
 05.迷宮組曲(ハドソン)
 06.ドラえもん(ハドソン)
 07.ドラゴンクエストIII(エニックス)
 08.コナミックスポーツインソウル(コナミ)
 09.スーパーマリオブラザーズ3(任天堂)
 10.グラディウスII(コナミ)
 11.がんばれゴエモン2(コナミ)
 12.ガチャポン戦士2 カプセル戦記(バンダイ)
 13.クインティ(ナムコ)
 14.ケルナグール(ナムコ)
 15.MOTHER(任天堂)
 16.ドラゴンボール3 悟空伝(バンダイ)
 17.悪魔城伝説(コナミ)
 18.ファイアーエムブレム(任天堂)
 19.ファイナルファンタジーIII(スクウェア)
 20.キャプテン翼II スーパーストライカー(テクモ)
 21.ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?(カプコン)
 22.ボンバーマン2(ハドソン)
 23.くにおくんの時代劇だよ全員集合!(テクノスジャパン)
 24.マリオオープンゴルフ(任天堂)
 25.爆笑!!人生劇場3(タイトー)
 26.スーパー桃太郎電鉄(ハドソン)
 27.ワギャンランド3(ナムコ)
 28.星のカービィ 夢の泉の物語(任天堂)
 29.ジョイメカファイト(任天堂)
 30.熱血!すとりーとバスケット(テクノスジャパン)

 個人的で理想的なラインナップを考えてみたところ、こうなりました。今となっては版権がらみで収録できないものもあえて入れてみましたが、対戦ゲームが熱いゲームから、RPGやシミュレーションも入れていますので、相当長い時間楽しませてくれるのでは。ちなみに、『影の伝説』は個人的な趣味ですので他の方であれば入れないかもしれません。跳躍力抜群な忍者アクションが好みなのです。(※これは単なる妄想。ニンテンドークラシックミニには収録されていないタイトルがほとんどですのでご注意を)


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