輝きが向こう側へ!

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思いついたことをそのまま記事にしている何の脈略もないブログです。アニメやゲームの感想等を掲載。

【ライブレポート】吉岡さんのイケメンぶりを注視してみた『Wake Up, Girls! 4th Live Tour「ごめんねばっかり言ってごめんね!」大阪公演』

■イベント詳細


 Wake Up, Girls! 4th Live Tour「ごめんねばっかり言ってごめんね!」大阪公演
  開催日:2017/07/23 会場13:00 開演14:00
  会 場:なんばhatch(大阪府)
  料 金:6,800円(別途ドリンク代500円)
  出演者:吉岡茉祐(島田真夢役)、永野愛理(林田藍里役)、
      田中美海(片山実波役)、青山吉能(七瀬佳乃役)、
      山下七海(久海菜々美役)、奥野香耶(菊間夏夜役)、高木美佑(岡本未夕役)

  出演者感想まとめ



■入場の待ち時間に3年前のことが脳裏によぎる

 WUGの4thライブツアー初日の1回目に参加しました。会場はなんばhatch。2ndライブツアーでも使用された会場で、その際にはアイマスの10thライブ2日目の翌日に大阪に向かいました。自分と同じルートを辿られたのか、海外からの参加者がいらっしゃって、WUGのライブにアイマスのグッズを引っさげて来られていた光景を今でも覚えています。

 会場に到着して物販列に並んだのですが、来るのが遅かったために購入予定のブロマイドは目前で売り切れまして、パンフレットのみ購入しました。その後、すぐさま入場待機列へ。整理番号が1~300番の方たちが囲いの中に集合。開場時間少し前に、80番までの方たちが会場内へ移動したのですが、ここから音沙汰が無く、開場時間になって以降もしばらく待つことに。後から説明があったのですが、場内最終調整とのことで、先に入っていた方たちもホール内には入れていなかったようでした。この様子に、3年前にステラボールで開催された『Wake Up, Girls!FESTA.イベントやらせてください!』を思い出しました。あの時にも同じ様なことが。しかし、50分待ちということにはならず、本来の開場時間から30分ぐらいしてから入場が開始しました。

 整理番号が100番台でしたので、前方の位置取りに成功。真ん中辺りは避けて、女性エリアがある観客席側から見て右側へ。ライブの諸注意のアナウンスが流れたのですが、あの声は吉岡さんだったような…。諸注意の内容自体は真面目なもので、キャラ声で話されていた訳でもなかったのですが、アナウンスが、あまりにもアナウンスアナウンスした口調でしたので、もしかすると。

 物販紹介のVTR(商人田中)に続いて流れたのが、いつものお約束体操(ライブの諸注意)。今回は、ブルゾンよしのが登場。WUGのラジオ等で披露していたモノマネがやはりここできました。ガッツリとブルゾンちえみ風なメイクをされていてクオリティが高かったでした。その他のラジオの話題としては、山下さんの『ななみホッチキス』。妙な間になったときに、その間をホッチキスで止めて別の話題に移行させるという力技。これがラジオの話題に挙がった際に、久々に使っていこうかとラジオで話されていましたが、実際MC中に使われました。ラジオで話されていたことを覚えていて、実行するのは彼女の人柄ですね。


■セットリスト(全23曲)

 M01:ゆき模様 恋のもよう
    恋?で愛?で暴君です!(2017/05/24)より
    作詞:只野菜摘 作曲・編曲:広川恵一
    歌:Wake Up, Girls!

 M02:16歳のアガペー
    16歳のアガペー(2014/12/03)より

    作詞:只野菜摘 作曲・編曲:広川恵一
    歌:Wake Up, Girls!

 M03:タチアガレ!
    Wake Up, Best!(2015/03/18)より
    
作詞:辛矢凡 作曲・編曲:神前暁
    歌:Wake Up, Girls!

 M04:僕らのフロンティア(『灼熱の卓球娘』ED)
    僕らのフロンティア(2016/11/25)より
    作詞:只野菜摘 作曲・編曲:広川恵一
    歌:Wake Up, Girls!

 M05:恋?で愛?で暴君です!(『恋愛暴君』OP)
    恋?で愛?で暴君です!(2017/05/24)より

    作詞:畑亜貴 作曲・編曲:田中秀和
    歌:Wake Up, Girls!

 M06:One In A Billion(『異世界食堂』OP) 初披露
    One In A Billion(2017/08/09)より
    作詞:藤林聖子 作曲:渡辺未来 編曲:R・O・N
    歌:Wake Up, Girls!


<キャラソンメドレー>

 M07:It's amazig show time☆
    Wake Up, Girls! Character song series2 岡本未夕(2016/09/28)より
    作詞:吉田詩織 作曲:ANDW 編曲:久下真音
    歌:高木美佑

 M08:それいけオトメ
    Wake Up, Girls! Character song series2 片山実波(2016/09/28)より
    作詞:吉田詩織 作曲:屋敷隆一 編曲:ハマサキユウジ
    歌:田中美海

 M09:ヒカリキラリミルキーウェイ
    Wake Up, Girls! Character song series2 林田藍里(2016/09/28)より
    作詞:吉田詩織 作曲・編曲:村カワ基成
    歌:永野愛理

 M10:Into The Light
    Wake Up, Girls! Character song series2 菊間夏夜(2016/09/28)より
    作詞:吉田詩織、久下真音、バグベア 作曲・編曲:バグベア
    歌:奥野香耶

 M11:青い月のシャングリラ
    Wake Up, Girls! Character song series2 七瀬佳乃(2016/09/28)より
    作詞:吉田詩織 作曲:岩井雄太 編曲:久下真音
    歌:青山吉能

 M12:snuggery
    Wake Up, Girls! Character song series2 久海菜々美(2016/09/28)より
    作詞:吉田詩織 作曲:金子麻友美 編曲:SHIKI
    歌:山下七海

 M13:走り出したencore
    Wake Up, Girls! Character song series2 島田真夢(2016/09/28)より
    作詞:吉田詩織 作曲:永塚健登 編曲:大沢圭一
    歌:吉岡茉祐


 M14:outlander rhapsody
    僕らのフロンティア(2016/11/25)より
    作詞:只野菜摘 作曲・編曲:永谷たかお
    歌:吉岡、青山、山下、奥野

 M15:HIGAWARI PRINCESS
    Wake Up, Girls! Character song series2 島田真夢(2016/09/28)より
    作詞:只野菜摘 作曲・編曲:広川恵一
    歌:Wake Up, Girls!

 M16:素顔でKISS ME
    少女交響曲(2015/08/26)より
    作詞:只野菜摘 作曲:田中秀和 編曲:広川恵一
    歌:Wake Up, Girls!

 M17:Beyond the Bottom
    Beyond the Bottom(2015/12/09)より
    作詞:辛矢凡 作曲・編曲:田中秀和
    歌:Wake Up, Girls!

 M18:7 senses 初披露
    7 senses(2017/11/29)より
    作詞:只野菜摘 作曲・編曲:田中秀和
    歌:Wake Up, Girls!


 M19:雫の冠 初披露
    雫の冠(2017/11/29)より
    作詞:只野菜摘 作曲・編曲:岡部啓一
    歌:Wake Up, Girls!

 M20:TUNAGO
    恋?で愛?で暴君です!(2017/05/24)より
    作詞:只野菜摘 作曲・編曲:広川恵一
    歌:Wake Up, Girls!


 EN1:少女交響曲
    少女交響曲(2015/08/26)より
    作詞:辛矢凡 作曲・編曲:田中秀和
    歌:Wake Up, Girls!

 EN2:極上スマイル
    極上スマイル(2014/02/26)より
    作詞:只野菜摘 作曲・編曲:田中秀和
    歌:Wake Up, Girls!

 EN3:7 Girls War
    7 Girls War(2014/04/23)より
    作詞:辛矢凡 作曲:神前暁、田中秀和 編曲:田中秀和
    歌:Wake Up, Girls!


 商人田中、ブルゾンよしのの衝撃からほどなくして開演。白を基調にした衣装(リボンベルトはそれぞれのカラー)でWUGのメンバーが登場。今年1月に公演された舞台の挿入歌『ゆき模様 恋のもよう』が1曲目。初っ端からしっとりとした曲から入るという意外なセットリスト。定番の楽曲はもちろんのこと、アニメのタイアップ3曲も披露されました。May'nさんとのコラボ曲『One In A Billion』がWUGバージョンとして披露。CDリリースイベントまでとっておくかと思いきや、ライブツアーで早速の初披露となりました。他作品からWUGに興味を持たれた方がどれだけいらっしゃたのか分かりませんが、そういった方にはうれしいアニソンコーナーだったのではないでしょうか。後ろのスクリーンにはアニメの映像が流れていまして、まさにアニソンライブだなという感想を持ちました。

 自分の中に『推し』という概念が無いので、普段はステージ上の皆さんを満遍なく見るのですが、吉岡さんが可愛らしい衣装を着ながらイケメンぶりを発揮されていたので注目して見てみることに。『タチアガレ!』での青山さんのソロパート中、吉岡さんが歌を口ずさみながら待機してからの、「ヨッシャ!いくぞ!!」という感じで勇ましくポジションチェンジする姿。『outlander rhapsody』では、山下さんと隣同士だったのですが、山下さんのアイドルらしい軽やかな動きとは対照的に、吉岡さんの目をギラギラさせながらキビキビとした激しい動き。さらには、ステージにしゃがみこんでマイクを客席側に向けて、「さあ、歌えよ!」と言わんばかりのアクション。こういった姿を多々目撃して、終演近くでようやく気付いたのですが、様々な所作が男性アイドルのそれだと気付かされました。最近はSideMのライブに参加していたからこそ、そのことに改めて気付けたのでした。(そもそも、「灰になる準備はできているか!」という言葉のチョイスの時点で気付けよという話ですが…。)

 今年の10月から放送スタートとなるアニメ新章のオープニング曲『7 senses』とエンディング曲『雫の冠』が披露されました。(ここで新衣装で登場)初めて曲を聴いた感想としては、以前のTVシリーズのオープニング曲『7 Girls War』、エンディング曲『言の葉 青葉』を踏襲したような曲で、新鮮味は感じられなかったものの、手堅さが感じられました。『7 senses』では『7 Girls War』の様に、メンバーの名前のコールを試みている方々がいました。それだけ、曲の構成が似ていると言えるでしょう。歌詞については、只野菜摘さんが担当。これまでオープニング曲は辛矢凡さんが担当されていまして、彼のフックがある歌詞がWUGの楽曲に大きな影響を与えていたのですが、今後は只野さんが全般を担当されるのでしょうか。この場で新しいアニメPVが初公開されたのですが、これまでのキャラクターである、社長や松田マネージャー、I-1club側の面々が登場。さらには綺麗になった!?大田も。キャラクターデザインは大きく変わりましたが、内容的にはこれまでを踏襲した内容になるのかもしれません。

 アンコール前の最後の曲として歌われた『TUNAGO』。事前に告知されていましたが、サビの部分の振りを一緒にするということで、振付の動画も公開されていました。なのにも拘らず、動画を1回観たきり、うろ覚えで振りを行うという失態。なんとなくはできていたと思いますが、これからのツアーに参加される方は下の動画で復習しておくと気持ちに余裕ができるのでは。(その場で見よう見真似だと、なかなかに辛い)この曲と直接関係あるかは分かりませんが、キャラクターソング2のメドレーの際に、曲終わりに次のメンバーが登場し、一緒に歌ったり踊ったりしている姿には、メンバー同士の繋がりが感じられました。



 アンコールで3曲披露。銀テープが盛大に発射され、大阪公演1回目は幕を閉じました。(銀テープは中央で舞い、端にいたので取れず)終演後、後ろに居た方から、わざわざ「サイリウムが当たってしまってすいません」と謝られました。たしかに、ちょくちょく当たっているなと感じていたのですが、1stライブツアーでは、前の客がのけぞってきて目が合い、左右の客からはモッシュされ、後ろの客からはゴンゴンと容赦なくサイリウムを当てられたことがある経験上、少しぐらい当たることは全然大したことではなく、むしろ謝ってくれて有難うな気持ちでした。さて、個人的には今回のライブツアーの参加はこの1公演のみなのですが、メンバーは昨日は上海で、直ぐに帰国して翌日に大阪でのライブツアー初日。それでも連続して曲を披露している姿を見て、本当にタフだなと思うばかりです。10月には新章の放送が開始しますし、その前哨戦として、4thライブツアーでの活躍ぶりと全14公演が無事終わることを願いたいと思います。

【ネタバレ・感想】ジェネリックジブリと言われてしまう所以、本質は『メアリと魔女の花』

タイトル:メアリと魔女の花
制作会社:スタジオポノック
原作:メアリー・スチュアート
監督:米林宏昌 脚本:米林宏昌、坂口理子
作画監督:稲村武志 音楽:村松崇継
キャスト:メアリ/杉咲花、ピーター/神木隆之介、他
配給:東宝 公開日:2017年7月8日 上映時間:102分 

新訳 メアリと魔女の花 (角川文庫)

新訳 メアリと魔女の花 (角川文庫)

 

明朗で快活、天真爛漫だが、不器用で毎日に不満を抱えている赤毛にそばかすの少女メアリ(声:杉咲花)。ある日、赤い館村に引っ越してきたメアリは、森で7年に一度しか咲かない不思議な花《夜間飛行》を見つける。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花”だった。一夜限りの不思議な力を手に入れたメアリは、雲海にそびえ立つ魔法世界の最高学“エンドア大学”への入学を許可される。しかし、メアリがついたたったひとつの嘘が、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていく……。メアリは、魔女の国から逃れるため「呪文の神髄」を手に入れ、すべての魔法を終わらせようとするが、そのときメアリはすべての力を失ってしまうのだった。次第に明らかになる“魔女の花”の正体。メアリに残されたのは、一本のホウキと小さな約束。魔法渦巻く世の中で、ひとりの無力な人間・メアリが、暗闇の先に見出した希望とは何だったのか……。

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 スタジオジブリが2014年に制作部門を解散。その受け皿となったのか、制作部門のほどんどがスタジオポノックへ。そして、その製作スタッフで作られたのがこの『メアリと魔女の花』です。監督は『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』の米林宏昌さん。キャラクターデザインからしてジブリを彷彿とさせるものですが、新会社の制作作品です。製作スタッフそのものはジブリ時代とあまり変わりませんので、ジブリの新作として観てもなんら違和感がないものと思われます。ジブリ的なものをあえて制作した感があったので、新鮮味がなく、あまり興味がそそられなかったのですが、『ジェネリックジブリ』と気になるワードで評されていたので、どの様な出来なのかと確かめる為に観てみました。

 かつて、高畑勲監督や宮崎駿監督がスタッフとして名を連ねていた『世界名作劇場』的日常が序盤で描かれていました。『世界名作劇場』では、昔の人が海外ドラマを観て、その生活に憧れるような描き方がされていたと思うのですが、そういった感想が一向に湧いてこず、ただただ日常を見せられている感があって、正直盛り上がりに欠けました。高畑監督作品である『赤毛のアン』は日常生活を描いた作品の中でも群を抜いて面白いものであったので、『赤毛のメアリ』は、脚色が弱かった、いや、弱すぎたのではないでしょうか。主役を演じた杉咲花さんに関しては、アニメの演技となると力を活かせなくなる方がいる中で、表現力の高さを発揮されていましたし、さらには将来性の高さを感じられました。脚色次第でメアリをもっと魅力的に描けていたかと思うと残念。

 そんな序盤の展開に、眠たいままで終わってしまうのかと思いきや、終盤でようやく話が動き出し、作画リソースがここで使われたこともあってアニメーションとしての見どころもあって、盛り返しを見せてくれました。このままの状態で終わってしまうのかとヒヤヒヤしていたのですが、注力のしどころが局部的になったのは製作期間の問題なのでしょうか。最後のスタッフロールで感謝されていた3人にアドバイスを受けていれば変わっていたのでしょうかね?(※製作期間が際限無く延びてしまう)

 後半の盛り上がりを引き立てる為の序盤の種蒔きが出来ていないのが非常に勿体無かく感じました。特に、メアリとピーターの関わりの希薄さに違和感が。序盤で大して関係性が感じられないままで、命がけのやりとりをしあう仲になるというのが、どうしても感情移入しづらかったのでした。序盤での2人の描き方次第で大きく変わっていた事でしょう。前作の『思い出のマーニー』でも感じられたのですが、登場人物達の関係性の希薄さは一体どうしたものなのか。それゆえに、映画として熱く伝わってくるものがない。だからこそ、作品として薄味に感じられてしまう。(後年の宮崎作品特有の説教臭さがないのは良いのですが…)『ジェネリックジブリ』と言われてしまう所以、本質はそこなのかもしれません。

【ライブレポート】タイムカプセルをいつの間にか発掘させられていた『林原めぐみ 1st LIVE -あなたに会いに来て-』

■イベント詳細


 林原めぐみ 1st LIVE -あなたに会いに来て-
  開催日:2017/06/11 開場17:00 開演18:30
  会 場:中野サンプラザ(東京都) 料金:7,000円
  出演者:林原めぐみ

 
出演者感想まとめ


■今になってまさかの1stライブ

 林原めぐみさん、歌手デビューからうん十年。今になってまさかの1stライブ。会場は中野サンプラザ。応募者殺到のこのライブのチケットが何故だか手に入りましたので、中野へとやってきました。同日、ライブイベント前にラジオ番組の公開録音イベントが開催されている中、物販でパンフレットを購入。13時過ぎでしたが、並ぶことなく手に入れることができました。

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 開場から開演までの時間が1時間30分。本人確認がしっかりと行われるということで、2,000人級のキャパの会場にしては長い時間が確保されていました。自分は早めに入場したのですが、年齢層の高さからか開演前は、クラシックコンサートか早見沙織さんのライブイベントぐらいの静けさ。警備員が数多くいましたが、その必要はなかった様子。自分の席はステージから少し離れた1階席中央付近。ほどよい距離で有り難かったでした。

 ステージ上を見てみますと、これからライブを行うとは思えないほど、素っ気無い黒パネルが大小いくつか置かれているだけという、まだ準備中なんじゃないかと見紛う状況。公演中には、これがどうなるのかと逆に期待が膨らみました。


■セットリスト(全20曲)

 M01:夢を抱きしめて
    (『魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて』OP2)

    夢を抱きしめて(1992/06/24)より
    作詞:渡辺なつみ 作曲:岡崎律子 編曲:西脇辰弥

 M02:好きより大好きミンキースマイル!
    (『魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて』ED2)

    夢を抱きしめて(1992/06/24)より
    作詞:渡辺なつみ 作曲:岡崎律子 編曲:西脇辰弥

 M03:約束
    (『魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて』最終話ED)

    MINKY MOMO LOVE STAGE(1993/03/05)より
    作詞・作曲:岡崎律子 編曲:長谷川智樹


 M04:Successful Mission(『セイバーマリオネットJ』OP)
    Successful Mission(1996/10/23)より
    作詞:MEGUMI 作曲:佐藤英敏 作曲:矢吹俊郎

 M05:hesitation(『またまたセイバーマリオネットJ』ED1/OP2)
    VINTAGE A(2000/06/21)より
    作詞:MEGUMI 作曲・編曲:矢吹俊郎

 M06:I'll be there(『セイバーマリオネットJ』ED)
    Successful Mission(1996/10/23)より
    作詞:MEGUMI 作曲:佐藤英敏 編曲:添田啓二


 M07:私にハッピーバースデイ(OVA『万能文化猫娘』OP1)
    Perfume(1992/08/05)より
    作詞:松葉美保 作曲:佐藤英敏 編曲:Vink

 M08:幸せは小さなつみかさね(OVA『万能文化猫娘DASH!』ED)
    A HOUSE CAT(1998/08/04)より
    作詞・作曲:MEGUMI 編曲:岩本正樹

 M09:Fine colorday(『万能文化猫娘』OP)
    Fine colorday(1998/02/04)より
    作詞:MEGUMI 作曲:佐藤英敏 編曲:添田啓二


 M10:Over soul(『シャーマンキング』OP1)
    Over soul(2001/08/29)より
    作詞:MEGUMI 作曲・編曲:たかはしごう

 M11:trust you(『シャーマンキング』ED1)
    Over soul(2001/08/29)より
    作詞:MEGUMI 作曲・編曲:たかはしごう

 M12:恐山ル・ヴォワール(ニコニコ動画投稿曲)
    非売品CDより
    作詞:武井宏之 作曲・編曲:かぴたろう


 M13:今際の死神(『昭和元禄落語心中』OP2)
    今際の死神(2017/02/22)より
    作詞・作曲:椎名林檎 編曲:斎藤ネコ

 M14:薄ら氷心中(『昭和元禄落語心中』OP1)
    薄ら氷心中(2016/02/03)より
    作詞・作曲:椎名林檎 編曲:椎名林檎、村田陽一

 
 M15:For フルーツバスケット for Youth(『フルーツバスケット』OP)
    with you(2017/05/03)より
    作詞・作曲:岡崎律子 編曲:十川ともじ

 M16:Luckey & Happy(『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』ED)
    with you(2017/05/03)より
    作詞・作曲:岡崎律子 編曲:たかはしごう

 M17:はじまりはここから(『ラブひな』最終話ED)
    with you(2017/05/03)より
    作詞・作曲:岡崎律子 編曲:十川知司

 M18:青空
    with you(2017/05/03)より
    作詞・作曲:岡崎律子 編曲:長谷川智樹


 E01:Give a reason→Plenty of grit→Front breaking(スレイヤーズメドレー)

 E02:JUST BEGUN(『スレイヤーズEVOLUTION-R』最終回ED)
    CHOICE(2010/07/21)より
    作詞・作曲:MEGUMI 編曲:たかはしごう


 開演して聴こえてきたのは波の音。しばらくして聞こえてきたのはモモの声。通称海モモと呼ばれた『魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて』の主人公、夢の国マリンナーサのお姫様モモ。世界に夢と希望がなくなってしまい、魔法の力を失いながらも人間界に残った女の子。そんな彼女をこの会場に呼ぼうとする林原さんとの手紙でのやり取り。25年、四半世紀を経た今、2人の声を聞いて思わず涙目に。どれだけの時をさかのぼれというのか。1曲目は『夢を抱きしめて』。衣装は各ブロックごと、演じてこられたキャラクターをモチーフとしたものでした。3曲目『約束』では、マイクスタンドが2本、そして、それぞれスポットライトが当てられました。左側には林原さん。右側には誰もいません。林原さんが歌い、モモが歌う。「あなたになら見えるでしょ?」と言わんばかりの演出。モモとアイコンタクトをする林原さんを見て、確かにその場所で歌っているのだと実感しました。

 林原さんが何も言わずに降壇したあと、天井からスクリーンが下りてきて始まったのが、サンドパフォーマンス。パフォーマーの方が、砂で描いた絵を次々に別の絵変化させていくといったものです。このライブパフォーマンスに乗せて始まったのが、ライム、チェリー(CV:白鳥由里)、ブラッドベリー(CV:平松晶子)の会話。(休業中である小樽役の今井由香さんがいなかったのは致し方なし)『セイバーマリオネット』だと!?またもや遠い記憶を辿ることに。この面々も林原さんに呼ばれたようで、富士の景色からビルの町並みへと、砂の絵が変化していく流れとともに会場へと向かうのでした。そして、ライムのあの帽子をかぶった林原さんが再登場しての『Successful Mission』、見るものを殺す気か!

 次のブロックでは何が起こるのかと見ていましたら、ステージ上に置かれたラジオから流れてきた「熱血電波倶楽部!」のタイトルコール。その昔、東京ブギーナイトの後半パートで流れていたラジオドラマ枠のタイトルです。これには懐かしさのあまり笑い声が聞こえてきましたが、これを分かる人が会場にどれだけいたのやら。続いて登場したアイテムは、天井から吊るされた自転車。この自転車に乗っている(乗っていた)のはヌクヌク。『熱血電波倶楽部』でも放送されていた『万能文化猫娘』です。自転車で爆走。まもなく、自転車は大破。宙に吊るされていた自転車は天に召されてしまったのでした。このブロックで歌われた『私にハッピーバースデイ』はコール曲なのですが、今になってこの曲にコールを入れることになるとは人生分からないものです。

 スクリーンに実写映像が。映し出されたのは中野ブロードウェイから中野サンプラザへ向かう映像でした。アンナと葉(CV:佐藤ようこ)もまた呼ばれた様子。ここにきての『シャーマンキング』。やっとのこと対象年齢が若干下がりました。アンナに、声変わりしたんじゃないかと言われてしまう葉が、声の調整をし出すというメタな内容。キャラクターたちも同じ時を経ているのではないかという、またもやメタな内容が挟まれていましたが、そういう考え方もあるのかなと。そう考えますと声変わりも、やむなし?このブロックではまさかの『恐山ル・ヴォワール』を歌唱。林原さん本人が歌ってみたということでニコニコ動画投稿され、話題となったこの曲。『シャーマンキング』の原作エピソードを歌にしているだけに、原作ファンにはたまらないものがあったのでは。

 太鼓の音が静かに、時に早々と鳴り響く中、灯篭の様なライトが姿を現しました。しばらくして、段差がある高台に白い着物の林原さんが登場。アンニュイに『今際の死神』を歌い上げました。次の曲『薄ら氷心中』では早着替えして、衣装をスパンコールのドレスにチェンジ。『昭和元禄落語心中』では芸者のみよ吉を演じられていましたが、その延長線上で、歌い、演じている。このブロックのみならず、どのブロックでもそう。声優だからこそできる、その作品、その役柄でのパフォーマンスをされていました。

 スクリーンに映像には「Dear 岡崎律子」。岡崎さんに宛てた手紙が読まれました。映像として、岡崎さんが書かれた林原さんに宛てた曲の譜面や歌詞、仮歌が入っているであろうMDやカセットテープのケースが映し出され、文字だけなのに人柄が偲ばれました。「泣きたいときにはちゃんと泣きます。涙は大切に使います」と林原さんから岡崎さんに宛てたメッセージ。13年経ってようやく岡崎さんのことを公の場で語れるようになったと。確かに、当時はあまり語られなかった記憶があります。歌われた曲は『For フルーツバスケット for Youth』。笑顔で歌われている姿を見て、歌い継いでくれる人がいることはその曲にとって幸せだなと感じました。岡崎さんのコーラスが入っているような気がしたのですが、よくよく聴いてみると気のせい。過去の思い出が勝手に歌声を再生してしまうみたいです。歌い終わりで、すぐに次の曲へ行くかと思いきや、ようやくここでMCパートへ。番組の公開録音イベントでたくさん話したので、まあいいかと茶化されていましたが、ここは林原として出るからということでのMCパートに。今回のライブについて触れられ、世間を騒がしたという話になり、「五十路で1stライブだっていいじゃない!」と一言。あの『Thirty』を歌っていた人がもうそうですか。ライブを観ている側にとって観れば年齢なんて感じさせないパワフルなパフォーマンスに変わらない歌声。「10年後の私にはあんまり無理をしないで」と歌われていたのに、「20年後の私にはやっぱり無理をしてみて」になるとは不思議なものです。

 最後の曲『青空』は、スクリーンに軍艦島で空撮された映像を流しながら披露されました。映像の中には岡崎さんが住んでいた建物も。風化した建物とは対照的に緑が広がっていて、誰もいなくなった寂しい島というイメージだけではないのだなと感じられました。歌の途中で林原さんが降壇。岡崎さんの歌声が流れ、天から羽が舞い落ちました。たくさんの羽が舞っているところが光に照らされる様子に、その場に彼女がいるのではないかと思えたのでした。

 拍手が会場内に鳴り響く中、「本日の公演は全て終了しました」のアナウンス。通常、このアナウンスが入った場合、アンコールはないのだなと諦めてしまうのですが、「ちょっと待ったああああ!!!」と、そのアナウンスに割り込んでしまうリナ・インバースの声。「終わったなら、また始めればいいのよ!!!」という無茶苦茶な理屈でアンコールを煽り始め、ここで会場が初めてアンコールを。これをうけて、ステージから大きな爆発音が鳴り、銀テープが発射され、客席側の通路からマントを羽織った林原さんが登場しました。『Give a reason』が流れ始める中、ステージに上がる前に歌が始まってしまい、歌に入れないハプニングが。それでも、客席側からの合唱で繋いで、改めて歌に入るといった流れ。アンコール1曲目はスレイヤーズメドレーが歌われました。せっかくしみじみ終わったのに、一転してのこのお祭り騒ぎ。林原さんは岡崎さんの墓前で断りを入れたとのことでしたが、むしろ楽しんでくれていたのでは。

 2年前のKING SUPER LIVE 2015でも歌われた『JUST BEGUN』がアンコール最後の曲。ハート型の紙飛行機が数多く宙に舞っていました。帰りの新幹線の時間が差し迫っていましたので、歌終わりにすぐさま退場することに。足早に階段を上り出口の扉に手をかける寸前の所で、林原さんからのメッセージが始まりました。これを聞かずには帰れないと、その場で立ちすくみながら聞いていましたら、このライブのネタバラシが。実はライブ中、作品名もキャラクター名も一切、言葉として出ていないのです。これは、見る者のそれぞれの記憶に委ねられていたということ。林原さんが演じてこられたキャラクターたちが林原さんに会いに来たように、そのキャラクターたちを見ていた、かつての君、過去の自分に会いに来たライブでした。いや、ライブと称しながら、一般的なライブとは全く別物のイベント。なんせ、タイムカプセルをいつの間にか発掘させられていたのですから。林原さんにまんまとやられた、裏テーマ『不親切』なライブ?イベントでした。

 思えば、この時までライブイベントをしてこられなかったのは、アニメ雑誌1冊買うのがやっとで、表紙で選ぶか記事で選ぶのかを迷っていた、かつて中学生ぐらいであった君たちを待っていてくれたからなのかもしれません。本人的には単にやりたくなかっただけかもしれませんが…。まあ、それは置いておくとして。歌う曲が残り少ないと話されたときに、客席からの「えええええええ!!!」のテンプレな反応に、「そう言うって、知ってたー!!!」と返す林原さん。変わらないなと。変わらずに待っていてくれていたんだなと。9月にWOWOWでこの日の模様が放送されるとのことですので、来られなかった方もお楽しみに。