輝きが向こう側へ!

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【感想】日本MAPをVRで楽しんでみる『Euro Truck Simulator 2(ETS2:ユーロトラックシミュレーター2)』

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 VRのドライブゲーム(レースゲームではなく箱庭でドライブを楽しむタイプのもの)をプレイしたいと思い、 Steamで『Euro Truck Simulator 2(ETS2:ユーロトラックシミュレーター2)』を購入してみることに。簡単にゲームの説明をしますと、配送元から配送先へとトラックで荷物を運ぶ運送ゲームです。現在(2020年末)、このゲームがSteamのウィンターセール中でして、通常より安価で購入することができました。当然、ソフトだけではプレイできないので、そこそこのスペックのパソコンと、VR機器(Oculus、Vine)が必要となります。そこそこスペックのパソコンとOculus Questは既に持っていますので、設定作業へと移ります。

 未購入。比較的安価なVR機器であるMeta Quest2は31,900円。ちなみに、パソコンと接続するためのUSB TypeCケーブル(長めのものが良い)が必要です。

 2023年10月に発売したMeta Quest3。購入しまして、こちらでETS2をプレイしてみました。無印のOculus Questではリフレッシュレートの設定を上げられなかったのですが、3ではそれを上げた状態でプレイ。この設定を上げることで滑らかな動きになります。画質についても上げることはできますが、パソコンのスペックが伴っていないので、それは上げずにプレイしたところ、もちろん画質は変わりませんでした。とはいえ、こちらの方が明るく見えますので、その分、クッキリとした映像となりました。



日本MAP導入に必要なDLC

 このゲームには様々なMOD(改造データ)が導入可能で、今回は、日本MAP(Project Japan)と日本語のカーナビ音声(Japanese Voice Navigation)を導入してみます。日本MAPを導入するためには、6つのMAPのDLCが必要となります。どれか1つでも欠けた状態では導入することができませんのでご注意を。

   標準価格 割引価格 タイトル
      2,280    0,570 ETS2本体
    11,580    2,953 Map Booster(MAP6つ)
             Going East!
             Scandinavia
             Vive la France !
             Italia
             Beyond the Baltic Sea
             Road to the Black Sea
合計  13,860    3,523(セール時10,337円お得)

 セール時でしたので、本体だけであれば570円で購入できてしまいました。とはいえ、今回は日本語MAPの導入する為に、6つのMAPのDLCを追加で購入。マップは単品でそれぞれ購入できますが、Map Boosterで6つのMAPをお得に購入することができます。

 あとは日本語のカーナビ音声(Japanese Voice Navigation)を『+サブスクライム』をクリックして追加。

 それぞれダウンロード・インストール作業を進めて、次は日本MAPのMODを導入します。


日本MAPのMODの準備

 上記サイトより『Project_Japan_v1.0.11rel.zip』をダウンロード。英語で手順が記載されていますが、『CREATE DOWNLORD LINK』をクリック。これでダウンロードが始まりますが、広告サイトが新規タブで表示されますのでそれを閉じください。広告サイトを開いたときに、アクセス承認しないよう気を付けてください。してしまうと、不要な広告メッセージが表示されてしまいます。

 ダウンロードしたものを解凍しますと、SCSファイルが作成されます。『ドキュメント』フォルダ→『Euro Truck Simulator 2』フォルダ→『mod』フォルダに、このファイルを全て移動させてください。modフォルダがない場合は新規作成してください。


各種設定方法

 Steamを起動し、ライブラリから『Euro Truck Simulator 2』を選択。このまま起動させたいところですが、このままではVRで日本語MAPを使用することはできません。その前に色々と設定を行う必要があります。

 プロパティを選択し、『ベータ』タブの『参加希望のベータ』で『Oculus -Oculus/Vive - 1.49』を選択してください。次に、『一般』タブの『起動オプションを設定』をクリックして『-oculus』と入力してください。(その他VR機器の場合は『-openvr』)『SteamVRが有効なときはデスクトップゲームシアターを使用する』にチェックがある場合は、チェックをオフにしてください。ちなみに、VRは不要で日本語MAPのみ使用されたい方は『参加希望のベータ』で『temporary_1_49』を選択するだけでOKです。設定後、そのバージョンのダウンロード・インストールが始まります。

 インストールが終わりましたら、Oculus Linkでパソコンと繋ぎ、バーチャルデスクトップを起動させます。そして、Steamから『Euro Truck Simulator 2』を起動。VRモードで起動しなかった場合はキーボードのF11を押してください。

 ゲームが起動しましたら、プロフィールを新規作成します。このプロフィール作成画面の左上にmodマネージャーを選択し、『mod』フォルダに置いたファイルの内容を有効化させます。順番通りでないと動作しないようですので、1から並べて設定してください。有効化後、プロフィールの画面に戻り、必要事項を入力して、プレイモジュールを『japan.mbd』を選択し、プロフィールの作成ボタンをクリックしてください。日本語のカーナビについては、オーディオ設定でカーナビ音声をオンにして、追加した日本語の音声を設定してください。

 これで日本MAPをVRで楽しむ設定は完了です。あとは操作環境の設定がありますが、これは個人の好みで設定してください。さすがにキーボードとマウスで操作するのも厳しいものがありますので、コントローラ(PS4)を繋げました。SteamがPS4のコントローラに対応していますので、繋げただけで認識してくれました。好みで操作ボタンの割当を行ってみてください。様々な操作がありまして、コントローラのボタンでは割り当てきれませんので、結局はキーボード・マウスの併用となります。この併用を少しでもなくせる設定が、操作が快適になる秘訣でしょう。

 せっかくのドライブゲームですから、ハンドルコントローラを使用したいところ。ずいぶん昔に購入し、今ではホコリを被ったPS3用のハンドルコントローラ『ドライビングフォース GT(LPRC-14000)』がありましたので繋げてみることに。USB接続ですので、ロジクールのサイトにあるドライバさえインストールすればそのままパソコン用として使用できます。やはりゲームパッドでプレイするよりも臨場感が味わえます。

 このままでも問題なく動作するのですが、Oulus Linkで接続している場合、初期設定では画質がかなり低いので、パソコンのスペックに余裕がある場合は画質を上げてみてください。パソコン側のOculusのデバイス設定の『QuestとTouch』をクリック。グラフィック設定で、自動をオフにして、レンダリング解像度を1.0から上げることで画質が上がります。搭載されているグラフィックボードにより上げ幅が変わりますので、上げたい値に変更してください。その他に、ドキュメントの『Euro Truck Simulator 2』のフォルダ内にある『Config』をメモ帳で開き、『uset r_manual_stereo_buffer_scale』の値を1.0から上げることでも画質を上げることが可能です。自分の環境(rtx2060)では、2.0では重すぎてゲームにならず。1.8だとまだ重い。ですので、1.6辺りに設定。なかなかの画質となりました。(被写界深度をオフにすると1.8でもいけました)さらに、Oculus Quest2以降の場合はリフレッシュレートを上げて、動きを滑らかにすることが可能です。

 

プレイしてみての感想

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 VRでプレイした際のメリットは、視点移動が直感的だというところ。マウスやコントローラでの視点移動が不要になるだけでとても快適になります。あとはやっぱり没入感のアップ。これはVR全般のメリットですが、趣味の世界であるシミュレーター系のゲームでの没頭感のアップは、時間泥棒すぎて恐ろしいです。逆にデメリットは、画質の低下。標準の設定では、視力が低い人が裸眼で運転している様な感じに、遠くが滲んで見えます。ですので、パソコンの性能に余裕がある方は高画質設定が必須でしょう。そして、VRゲームにつきもののVR酔い。高速道路のジャンクションの様なカーブが続く場所ですと、なかなかのものです。しかしながら、操作し続けていくうちに慣れてきました。これについては個人差があると思われます。

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 ついつい左右の風景が気になるので脇見運転になりがち。特に日本のMAPにしていると街並みの日本らしさに目が行ってしまいます。しかし、それをしてしまうと車道からハミでてしまいますので要注意です。対向車線に入ってしまい、さらには前進してくる車が来ようものなら大事故に。脇見運転の危険性が改めて身に染みるのでした。


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