輝きが向こう側へ!

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【ネタバレ・感想】いつも通りの、のんのんびより『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』

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タイトル:劇場版 のんのんびより ばけーしょん
監督:川面真也 脚本:吉田玲子 音楽:水谷広実
キャラクターデザイン:大塚舞
キャスト:宮内れんげ/小岩井ことり、一条蛍/村川梨衣 他
配給:KADOKAWA 公開日:2018年8月25日 上映時間:1時間11分

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とある田舎にある旭丘分校の生徒はたった5人。宮内れんげ(声:小岩井ことり)、一条蛍(声:村川梨衣)、越谷夏海(声:佐倉綾音)、越谷小鞠(声:阿澄佳奈)、越谷卓という分校生徒たちは、学年も性格も異なるが、いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいた。そんなある日、デパートの福引で特賞の沖縄旅行券を当てた分校の面々。夏休みを利用して、皆で沖縄へ行くことになるのだが……。

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いつも通りの、のんのんびより

 田舎を舞台にした日常系アニメ『のんのんびより』。このアニメの劇場版が8月の終わりから公開。丁度、空いていたスケジュールの中、舞台挨拶付き上映(Tジョイ京都:小岩井さんと村川さんが出演)がありましたので観てみることにしました。TVシリーズが2013年と2015年にそれぞれ放送されていまして、2018年に映画化。1クールで始まっては終わりを繰り返す、せわしないアニメ業界の中で、のんびりとしたスケジュールでの映画化となりました。

 劇場版ともなると、何らかの事件に巻き込まれたり、ドラマ性が加味されるものだと思うのですが、この作品に限ってはそういったことは一切なく、冒頭のショッピングモールでの福引で沖縄旅行を当選したことぐらいしか劇的なことはなくて、いつも通りの『のんのんびより』でした。舞台が沖縄に移り、旅先での日常が描かれ、かつて夏休みに体験していた旅先での日常にノスタルジーな気持ちにさせられる。物語を追うのではなく、ただただ登場人物たちの行動を観察するといった具合。そんな中、福圓美里さん演じる宮内ひかげがコメディエンヌの役割を担当し、のんびりした作品の中でアクセントを与えていました。舞台挨拶で小岩井さんが、この作品のことをプラネタリウムで例えられていましたが、環境映像的な楽しみ方をする作品となっています。小岩井さんは音響オタク的な視点でも語られ、映画館の上質な環境で音を楽しむのもまた一興だと思います。

 

旅先で出会った友達との別れ

  新キャラクターが登場。下地紫野さん演じる新里あおい。宿泊先である民宿の看板娘。下地さんは沖縄県出身ですから、沖縄の方言で話せますので、ご当地を感じさせる要素としての役割を担っていたのでは。あと、旅先で出会った友達という大きな役割も。再び会う事は難しい相手との別れというのもまた、夏休みの思い出を彷彿とさせます。佐倉綾音さん演じる越谷夏海が、別れの場面で素直に話しかけられない歯がゆいところが、なんとも良い。


京都弁での「にゃんぱす~」

 終演後に舞台挨拶が。知ってはいるけれども、小岩井さんの髪の長さには驚かされる。最初の挨拶で村川さんからの無茶振りが。京都弁での「にゃんぱすー」を言うことに。その結果、語尾がはんなりした「にゃんぱす~」となりました。舞台挨拶では、エンディング曲でのハモリの話や、TVシリーズ同様の最初と最後の繋がりについての小岩井さんの感想等が聞けました。

 TVシリーズ2期から既に3年が経過。そんな時の流れを感じさせない、あの時と同じ空気感が楽しめる『のんのんびより ばけーしょん』。しみじみと、ひと夏の終わりが感じられるノスタルジーが味わえました。


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