輝きが向こう側へ!

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思いついたことをそのまま記事にしている何の脈略もないブログです。アニメやゲームの感想等を掲載。

【ライブレポート】ソロ曲の選曲理由に衝撃が『Run Girls, Run! 1st LIVE TOUR 止まってなんかいられない 大阪公演』

イベント詳細

Run Girls, Run! 1st LIVE TOUR
止まってなんかいられない 大阪公演

開催日:2018/10/28
    開場15:00 開演15:30
    開場18:00 開演18:30
会 場:ESAKA MUSE(大阪府)
料 金:7,344円(別途ドリンク代600円)
出演者:林鼓子、森嶋優花、厚木那奈美


WUG1stぶりにESAKA MUSEへ

  WUGの1stライブぶりに江坂へとやってきました。既に周辺地域の記憶がほとんどなく、地図アプリで調べて会場へ。物販列に並んでいるときに気付いたのですが、江坂での思い出がこの、人が全然動かない階段の記憶しかない。物販待ちが4年前と変わらず長すぎる。それもそのはず、たくさんの人が並んでいる中、2人ずつの対応。これには他にやりようがあったのではないかと思うばかり。それでも、なんとかパンフレットとブロマイドを購入。さらにCDの予約も。住所を書くのが面倒だったので、ゲーマーズでの受け取りを選択したのですが、そもそも受け取りに行く方が面倒だったのではないかと後から気付いてしまいました。


セットリスト(全14曲)

M01:カケル×カケル
   Wake Up, Best!3(18/03/28)より
   作詞:只野菜摘
   作曲:神前暁
   編曲:広川恵一

   歌:Run Girls, Run!

M02-1:地下鉄ラビリンス
   Beyond the Bottom(15/12/09)より

   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:広川恵一

   歌:Run Girls, Run!

M02-2:16歳のアガペー
   16歳のアガペー(14/12/03)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:広川恵一
   歌:Run Girls, Run!


M03:Make it!
   Make it!(14/08/20)より
   作詞:森月キャス
   作曲・編曲:渡辺徹

   歌:Run Girls, Run!

M04-1:せいいっぱい、つたえたい!
   せいいっぱい、つたえたい!(14/08/06)より

   作詞:大森祥子
   作曲・編曲:サイトウヨシヒロ

   歌:森嶋優花

M04-2:星間飛行
   星間飛行(08/06/25)より
   作詞:松本隆
   作曲・編曲:菅野よう子

   歌:森嶋優花

M05-1:白金ディスコ
   歌物語-〈物語〉シリーズ主題歌集-(16/01/06)より
   作詞:meg rock
   作曲・編曲:神前暁

   歌:厚木那奈美

M05-2:Zzz
   Zzz(11/02/15)
   作詞・作曲・編曲:前山田健一

   歌:厚木那奈美

M06-1:Catch the Moment
   Catch the Moment(17/02/15)より
   作詞:LiSA
   作曲:田淵智也
   編曲:江口亮

   歌:林鼓子

M06-2:飛ぶサカナ
   カタルモア(12/12/12)より
   作詞・作曲:しほり
   編曲:中西亮輔

   歌:林鼓子

M07:秋色ツイード
   Go! Up! スターダム!(18/10/31)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:石濱翔
   歌:Run Girls, Run!

M08:サクラジェラート
   スライドライド(18/02/28)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:石濱翔
   歌:Run Girls, Run!

M09:スライドライド

   スライドライド(18/02/28)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:石濱翔
   歌:Run Girls, Run!

M10:Break the Blue!!
   Break the Blue!!(未公開)より
   作詞:RINA
   作曲・編曲:高瀬一矢

   歌:Run Girls, Run!

M11:Go! Up! スターダム!
   Go! Up! スターダム!(18/10/31)より
   作詞:藤林聖子
   作曲:瀬尾祥太郎
   編曲:広川恵一、瀬尾祥太郎
   歌:Run Girls, Run!


M12:プリマ☆ドンナ?メモリアル!
   キラッとスタート(18/05/02)より
   作詞:松井洋平
   作曲:酒井拓也
   編曲:桑原聖
   歌:Run Girls, Run!

M13:キラッとスタート
   キラッとスタート(18/05/02)より
   作詞:古屋真
   作曲:オオヤギヒロオ
   編曲:陶山隼
   歌:Run Girls, Run!

EN1:カケル×カケル
   Wake Up, Best!3(18/03/28)より
   作詞:只野菜摘
   作曲:神前暁
   編曲:広川恵一
   歌:Run Girls, Run!



 『Go! Up! スターダム!』のPVを編集した出演者紹介のオープニングムービーが流れてからのPVと同じく制服姿の3人が登場。デビュー曲『カケル×カケル』に始まり、『カケル×カケル』に終わる流れ。RGRはWUGの後期の活動の様に、様々なコンテンツの楽曲を担当。この1stライブでは、『Wake Up, Girls!』『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』『キラッと☆プリチャン』『ガーリー・エアフォース』の4タイトルの楽曲が披露されましたが、それぞれ作品に合わせた曲調となっており、バラエティに富んだ内容に。加えて、先輩(i☆Ris、WUG)のユニットカバーであったり、ソロでもカバーありの全14曲。昼夜でカバー曲の選曲や2着目の衣装(昼:Go! Up! スターダム!用の赤紫を基調にした衣装 夜:Break the Blue!!用のクラシックなキャビンアテンダント風衣装)に違いがあり、同日でも2回楽しめる構成。WUGの派生ユニットとして役を背負ったライブではなく、声優ユニットRGRとしてのライブというのが、WUGの1stとの大きな違いでした。

 

この会場にはトラウマが

  個人的にこの会場はトラウマがあり、四方からえらい目にあった記憶が蘇ってしまったのですが、今回は後ろからの一方で済みました。(良いのか悪いのか)お構い無しにぶつかってくる所業にイラッときたものの、それは序盤だけで済んだので、比較的平和に楽しめたのは良かったでした。(慣れとは恐ろしい)とはいえ、夜の部、会場時に最前列の取り合いで揉め事が起こっていたのを見てしまうと、なんとも言えない気持ちに。どうしてこうも、我がが我ががとなってしまうのか。

 

お父さん、一体おいくつなんだ!?

  本編の内容に戻しまして、ソロコーナーの選曲について。森嶋さん・厚木さんは自身の好きな曲を選ばれたようで、森嶋さんも話されていましたが、厚木さんの選曲はピッタリな選曲だったなと。林さんについてはテーマがあったらしく、それは「今(好きな曲)」。昼の部では友達がカラオケで歌っていたという『Catch the Moment』。夜の部で歌ったのは『飛ぶサカナ』。この曲の選曲については「父が南條愛乃さんのファンで…」という理由。お父さんに連れられてライブへ行かれたりしたそうで、お父さん、一体おいくつなんだ!?この言葉が衝撃的すぎて、一番印象に残ってしまいました。

 

 

森嶋さんが新たな魅力を発揮

  大阪公演だからと言ってコントコーナーはなく、彼女らがパーソナリティを務めるラジオ番組『Run Girls, Radio!!』のコーナー『シチュエーションで、よーいドン!』をこの場で行うことに。なんでもこなしてしまう厚木さん有利のこのコーナーでしたが、いつもは罰ゲームを受ける側の森嶋さんが活躍。昼の部は、京都出身の森嶋さんが関西弁でシチュエーションを演じることで、新たな魅力を発揮されていました。夜の部では、互いにプロポーズをすることになり、今まで見たことがないメンバー間のやり取りに、林さんのテンションが上がっていたことが印象に残りました。


それぞれのファーストライブ

  そもそも即戦力ユニットだと思いますし、場数も踏んでいますので、1stライブだからといって、素人臭さがあったかというと現段階で既に無し。『サクラジェラート』の振り付けについては厚木さんが考えたとのことで、もうそんなレベルなのかと驚きが。ただ、これまでがミニライブ形式がほとんどで、単独で昼夜公演を行うのは初めてでしたから、スタミナ面はどうだろうかと思っていましたが、それも問題無しでした。本人たちは1stライブということもあり不安があったようで、特に厚木さんはその不安を言葉にしていました。とはいえ、最後には楽しめたという言葉が皆から出ていたのは、さすがだなと。WUGの1stのことを思い出しますと、夏場だったこともあって、汗だくでいっぱいいっぱいであったメンバーの姿が目に浮かび、同じ1stでもこうも違うものかと感慨にふけるのでした。

 

帰りにドキッとさせられる出来事が

  昼の部も夜の部も帰りに、ステッカー(森嶋さんのキャラクターがデザインされたもの)の配布と、出演者によるお見送りがあったのですが、夜の部のみ、半券のチェック後にステッカーの受け渡しという流れになっていました。周りの会話で、不正入場があったのではと話をされていた方がいて、そういうこともあるのだなと半券をスタッフの方に渡すと、まんまと止められてしまう始末...。どうも、自分のチケットの整理番号で不正があった模様。もちろん自分のものは正規のもので、証拠として半券の写真を撮影されて、そのままステッカーをいただいて帰路へ。こういう、ドキッとさせられるものばかり当たる人生。なんとかしたいものです。

【ライブレポート】『Beyond the Bottom』を聴くといつも浮かぶあの言葉『Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - ~ PART Ⅱ FANTASIA ~ 大阪公演』

イベント詳細

 Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME -
~ PART Ⅱ FANTASIA ~ 大阪公演

開催日:2018/10/06
    開場13:00 開演14:00
    開場17:00 開演18:00
会 場:岸和田市立浪切ホール 大ホール(大阪府)
料 金:7,560円
出演者:吉岡茉祐(島田真夢役)、永野愛理(林田藍里役)、田中美海(片山実波役)、青山吉能(七瀬佳乃役)、山下七海(久海菜々美役)、奥野香耶(菊間夏夜役)、高木美佑(岡本未夕役)


もう既にカウントダウンは始まっていた

  WUGのファイナルツアーは7月から始まっていたのですが、スケジュールの都合上、『~ PART Ⅱ FANTASIA ~ 大阪公演』から参加することに。2日間行われ、1日目のみの参加です。1stライブから大阪会場だけは必ず足を運んでいたのですが、大阪でのライブは、この5回目と、PART IIIでの6回目を残すのみ。カウントダウンがもう既に始まっていたのだなと開演前から感慨深くなっていたのですが、ライブ自体にはそんな感慨はひとつもない大阪らしい盛り上がりを見せたのでした。

 当日は台風が接近していたといっても、そう近い距離ではないので風が強く吹く程度。しかし、会場に到着する直前に急に雨が降り出し、雨に当たりながら、ずぶ濡れのパンフレットとブロマイド3種を購入しました。なんともタイミングが悪い。既に開場時間でしたので、そのまま中へと入りました。会場内ではBGMとして、FF6のフィールド曲『仲間を求めて』が流れていまして、この前のファンミーティングの時の『愛がひとりぼっち(『タッチ』の2期オープニング)』と言い、どういう選曲なのやらと思っていたのですが、これが意外にもオープニングの前振りであったことを後から知るのでした。

 昼の部と夜の部と1日2回の公演。昼の部の座席が、両サイドに配置されている、関係者席みたいな特等席で、視界を遮るものがなく、さらにはステージと同じ高さで観ることができました。1度はこの手の席に座りたかったので念願叶いました。夜の部では、腕組みで関係者気取りができると、この席のことがいじられ、皆さん腕組みをされていました。


セットリスト(全15曲)

M01:スキノスキル
   スキノスキル(18/02/28)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:田中秀和

   歌:Wake Up, Girls!

M02:outlander rhapsody
   僕らのフロンティア(16/11/25)より

   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:永谷たかお

   歌:Wake Up, Girls!

M03:リトルチャレンジャー
   リトルチャレンジャー(14/03/26)より
   
作詞:辛矢凡
   作曲・編曲:田中秀和

   歌:Wake Up, Girls!

M04-1:運命の女神
   運命の女神(15/11/11)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:広川恵一

   歌:Wake Up, Girls!

M04-2:knock out
   Wake Up, Best!3(18/03/28)より

   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:田中秀和

   歌:Wake Up, Girls!

M05:Jewelry Wonderland
   君とプログレス(18/01/31)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:広川恵一

   歌:Wake Up, Girls!

<コントコーナー>

M06-1:Non stop diamond hope
   Character song series3 島田真夢(17/12/20)より
   作詞:吉田詩織
   作曲:深澤祐貴
   編曲:ハマサキユウジ

   歌:吉岡茉祐

M06-2:sweet sweet place
   CD未発売
   作詞:吉岡茉祐
   作曲:渡辺翔
   編曲:オダクラユウ

   歌:吉岡茉祐

M07:あぁ光塚歌劇団
   Wake Up, Best!(15/03/18)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:高橋邦幸

   歌:吉岡茉祐、青山吉能

<朗読コーナー>

M08:Polaris
   Wake Up, Best!3(18/03/28)より
   作詞:Wake Up, Girls!
   作曲・編曲:田中秀和

   歌:Wake Up, Girls!

M09:7 Girls War
   7 Girls War(14/04/23)より
   作詞:辛矢凡
   作曲:神前暁、田中秀和
   編曲:田中秀和
   歌:Wake Up, Girls!

M10-1:タチアガレ!
   Wake Up, Best!(15/03/18)より
   
作詞:辛矢凡
   作曲・編曲:神前暁
   歌:Wake Up, Girls!

M10-2:16歳のアガペー
   16歳のアガペー(14/12/03)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:広川恵一
   歌:Wake Up, Girls!

M11:雫の冠
   雫の冠(17/11/29)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:岡部啓一

   歌:Wake Up, Girls!

M12:Beyond the Bottom
   Beyond the Bottom(15/12/09)より
   作詞:辛矢凡
   作曲・編曲:田中秀和
   歌:Wake Up, Girls!

EN1:セブンティーン・クライシス
   Wake Up, Best! 2(16/03/25)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:広川恵一
   歌:Wake Up, Girls!

EN2:ハートライン
   CD未発売
   作詞:ミズノゲンキ
   作曲・編曲:睦月周平
   歌:Wake Up, Girls!

EN3:少女交響曲
   少女交響曲(15/08/26)より
   作詞:辛矢凡
   作曲・編曲:田中秀和
   歌:Wake Up, Girls!



 開演時間に。ステージには透明の幕がかかっていまして、その幕にプロジェクターの映像が映し出され、オープニングムービーが流れました。ナレーションを担当するのは島本須美さん。WUGでは島田真夢の母親役です。最初、その声を聞いたときに、池田昌子さんの声に聞こえてしまったのですが、低めのトーンを使われていたのでそう聞こえたのかもしれません。このムービーが、イベントの副題であるFANTASIAに沿ったもので、ドラゴンを退治するというファンタジーものの映画の冒頭の様な映像。一体、これは何のイベントだったっけ?と思っていましたら、このナレーションのあとに1曲目『スキノスキル』が披露されました。透明の幕はかかったままで、その幕の後ろに『スキノスキル』の牧歌的な衣装を着たメンバーたちがいて、ファンタジックな映像との融合。こういった映像演出が入るとは。かつては、1枚絵とエフェクトだけの間に合わせ映像しかなかったのに(いいすぎ)、ファイナルともなると1曲全てに映像が入るという力の入れよう。曲が終わり、そのままメンバーがはけて、再びムービーが流れ始めました。

 これまでの映画風の映像から一転、スーパーファミコン版のドラゴンクエスト3をモチーフにした映像に。島本さんの声で勇者(マユ)が起こされ、王様のもとへ行き、ワグーナの酒場で仲間(ナナミ、ヨシノ、カヤ)を集めて4人で冒険にという一連の流れ。強敵シラキリュウとの戦いで、一時は青山さんが棺桶に入れられてしまいましたが、有り金はたいて復活させ、ラストダンジョンへ。このラスボス戦に入るところで2曲目『outlander rhapsody』。ワグーナの酒場で集めたメンバーを見た時点で、4人で歌うこの曲が来ることを予感した方がいたかもしれません。曲の途中で、1階席中央の通路に、永野さん、高木さん、田中さんの3人が登場。7人バージョンでの『outlander rhapsody』となりました。メンバーがそれぞれ光る剣を持っていまして、上手く回転させると文字が浮かび上がるアレだろうなと思って見ていたのですが、どうも上手く回転できなかった様子。2日目はどうだったのやら。

 

 

1stライブ以来のコントコーナーの再演

  I-1clubの曲が3曲披露された後に行われたのが、吉岡さんが脚本を担当したコントコーナー。4年前の1stライブの際に行われたものの再演です。昼の部はコンビニ、夜の部は学校を舞台としたもの。それぞれ吉岡さんがツッコミ役で、あとの6人がボケ役。吉岡さんがこのコーナーを説明している際には、新喜劇が好きだと話されていましたが、内容的には新喜劇とは異なり、知って知らずか、なつかしのドリフコントの構成でした。昼の部では、山下さんがいつもの可愛いキャラではなく、かなりヤバイおたくを演じられていたのが見所か。若干、青山さんが山下さんのキャラと被っていたのが気になりましたが、前回同様ボケ倒して、吉岡さんがツッコミまくるという流れ。前回よりも安心して見れた、気がします。夜の部では、コントというよりも大喜利といった感じで、こちらは本来のメンバーの個性が出た回答が楽しめました。こういうのを見ると、わぐばん復活しないかなと思ってしまうのですが、もうそういうタイミングではないのが悲しいところ。

 

『Beyond the Bottom』を聴くといつも浮かぶあの言葉

  コントコーナーから3曲挟んでの朗読コーナーでは、WUGの皆さんで作詞した『Polaris』の製作裏話(ほぼノンフィクション)を、吉岡さん脚本の朗読劇として披露。昼の部では、『Anisong World Matsuri』というイベントで渡米されていたタイミングでの作詞作業開始のエピソードが。夜の部では、吉岡さんとメンバーそれぞれとの『Polaris』を構成する1フレーズごとのエピソードを、役を通して伝えられました。朗読パートが終わるとそのまま『Polaris』を披露。特に夜の部ではそうでしたが、詩の意味を噛み締めて聴くことに。この朗読パートから曲へ入る流れを通してみて、もうWUGは、この7人さえ居れば成立するし、物語を紡ぐことができるんだなという想いになりました。まだファイナルツアーのパート2なのに、そんな想いになるなんて。
 
 『Beyond the Bottom』を聴くといつも、かつて、あの方が言っていた、詩の意味を分かっていないという発言が脳裏に浮かびます。おそらくは、当時の自身の状況をぶちまけた内容なのでしょうけれど、歌詞の本当の意味よりも、歌ってきた軌跡に意味があって、それが上書きされているのがこの曲の魅力だと思います。それは前々から思っていたことなのですが、そのことが間違いではなかったのだなとつくづく感じさせてくれたファイナルツアーのパート2大阪公演となりました。まさかここにきて、いろんな答えが見つけられるとは。ファイナルツアーと称しつつ、本当に終わりに向かっているのかと思うほどの熱量、このまま突っ走っていくのでしょうね。

【ネタバレ・感想】いつも通りの、のんのんびより『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』

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タイトル:劇場版 のんのんびより ばけーしょん
監督:川面真也 脚本:吉田玲子 音楽:水谷広実
キャラクターデザイン:大塚舞
キャスト:宮内れんげ/小岩井ことり、一条蛍/村川梨衣 他
配給:KADOKAWA 公開日:2018年8月25日 上映時間:1時間11分

劇場版 のんのんびより ばけーしょん 通常版( イベントチケット優先販売申込券 ) [Blu-ray]

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とある田舎にある旭丘分校の生徒はたった5人。宮内れんげ(声:小岩井ことり)、一条蛍(声:村川梨衣)、越谷夏海(声:佐倉綾音)、越谷小鞠(声:阿澄佳奈)、越谷卓という分校生徒たちは、学年も性格も異なるが、いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいた。そんなある日、デパートの福引で特賞の沖縄旅行券を当てた分校の面々。夏休みを利用して、皆で沖縄へ行くことになるのだが……。

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いつも通りの、のんのんびより

 田舎を舞台にした日常系アニメ『のんのんびより』。このアニメの劇場版が8月の終わりから公開。丁度、空いていたスケジュールの中、舞台挨拶付き上映(Tジョイ京都:小岩井さんと村川さんが出演)がありましたので観てみることにしました。TVシリーズが2013年と2015年にそれぞれ放送されていまして、2018年に映画化。1クールで始まっては終わりを繰り返す、せわしないアニメ業界の中で、のんびりとしたスケジュールでの映画化となりました。

 劇場版ともなると、何らかの事件に巻き込まれたり、ドラマ性が加味されるものだと思うのですが、この作品に限ってはそういったことは一切なく、冒頭のショッピングモールでの福引で沖縄旅行を当選したことぐらいしか劇的なことはなくて、いつも通りの『のんのんびより』でした。舞台が沖縄に移り、旅先での日常が描かれ、かつて夏休みに体験していた旅先での日常にノスタルジーな気持ちにさせられる。物語を追うのではなく、ただただ登場人物たちの行動を観察するといった具合。そんな中、福圓美里さん演じる宮内ひかげがコメディエンヌの役割を担当し、のんびりした作品の中でアクセントを与えていました。舞台挨拶で小岩井さんが、この作品のことをプラネタリウムで例えられていましたが、環境映像的な楽しみ方をする作品となっています。小岩井さんは音響オタク的な視点でも語られ、映画館の上質な環境で音を楽しむのもまた一興だと思います。

 

旅先で出会った友達との別れ

  新キャラクターが登場。下地紫野さん演じる新里あおい。宿泊先である民宿の看板娘。下地さんは沖縄県出身ですから、沖縄の方言で話せますので、ご当地を感じさせる要素としての役割を担っていたのでは。あと、旅先で出会った友達という大きな役割も。再び会う事は難しい相手との別れというのもまた、夏休みの思い出を彷彿とさせます。佐倉綾音さん演じる越谷夏海が、別れの場面で素直に話しかけられない歯がゆいところが、なんとも良い。


京都弁での「にゃんぱす~」

 終演後に舞台挨拶が。知ってはいるけれども、小岩井さんの髪の長さには驚かされる。最初の挨拶で村川さんからの無茶振りが。京都弁での「にゃんぱすー」を言うことに。その結果、語尾がはんなりした「にゃんぱす~」となりました。舞台挨拶では、エンディング曲でのハモリの話や、TVシリーズ同様の最初と最後の繋がりについての小岩井さんの感想等が聞けました。

 TVシリーズ2期から既に3年が経過。そんな時の流れを感じさせない、あの時と同じ空気感が楽しめる『のんのんびより ばけーしょん』。しみじみと、ひと夏の終わりが感じられるノスタルジーが味わえました。


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