輝きが向こう側へ!

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思いついたことをそのまま記事にしている何の脈略もないブログです。アニメやゲームの感想等を掲載。

【イベントレポート】福原さんが生まれたときに紅白で歌っていた歌手とは?「福原綾香と阿部里果の学校へ行こう!」

イベント詳細

 福原綾香と阿部里果の学校へ行こう!
 開催日:2016/11/05 開場13:00 開演:13:30
 会場:東京学芸大学 C303教室(東京都) 料金:1,500円
 出演:福原綾香、阿部里果


昨年に続いて声優さんの学園祭イベントに参加

 東京へ行く機会がありましたので、その際に声優さんが出演された学園祭イベントに参加してみました。2つのイベントに参加したのですが、まず訪れたのが東京学芸大学。出演は、福原綾香さんと阿部里果さんのお2人。東京学芸大学は、JR国分寺駅から徒歩20分の場所にありました。附属の幼稚園・小学校・中学校が隣接した広い敷地。少し迷ってしまいましたが、構内の地図を頼りに会場である建物へと向かいました。

 待機列に並び、開場時間になってから教室へ。入場の際はスマホに電子チケットを表示させてチェックしてもらった後に席のくじ引きを引くという、デジタルからアナログの流れ。このくじが白のビニール袋に入っていまして、くじ自体も薄い紙を1つ折りされたものでしたから、よく見れば数字が分かってしまったのでした。ズルをすればよい番号が取れたところですが、ここは何も考えずに引いて60番台をゲット。7列目。悪くない。


 教室が平坦な作りでして、教壇も低く、出演者が座る椅子も低かったので、遠くからではよく見えなかったのではないでしょうか。自分の場合は7列目でしたので、前の席の人の隙間と隙間から、お2人の顔を拝見することができました。会場が平坦な場合は椅子を少々高めにしていただけると有難いです。

 前説で学生さんがエアコンが故障していることを説明。お2人の所属先であるVIMSの女性マネージャーさんと思わしき方が、席にひざ掛けを用意されていました。


チャイムが鳴り、講義形式のトークショーがスタート

 開演時間に。チャイムが鳴って、阿部さん、福原さんの順に登場。席の位置も、左から阿部さん、福原さんでした。阿部さんはブラウン系のジャンパースカートで秋らしい服装。猫耳ヘアで、遠目からはヘアアクセに見えたかも。福原さんは抑えた青色のニットに白黒ギンガムチェンクのスカート。

 まずは司会の方から学園祭の印象についての質問が。阿部さんは、東京学芸大学の様な大規模の学園祭に参加されるのは初めてだったそうで、外に行って見てみたいとのことでした。外から演奏する音が聴こえていたようで気になっていた様子。「見たいんすけどねー」と、らしい喋り方。福原さんは観客側に向かって「何か面白かったのある?」と逆質問。皆さんこのイベントのみが目的だったのか、あまり反応がなかったのですが、ここで学園祭での食べ物の話になりまして、『シシカバブ』『ベビーカステラ』『焼きまんじゅう』といった学園祭で売られていた食べ物が隣の教室の控室では用意されていたようです。食べ物だけではありますが、学園祭の雰囲気を感じられていたのでは。

 続いて学校の思い出の話。ここでは福原さんが、『声』と『男気』は福山(雅治)な高校の担任だった先生の話をされました。これには阿部さんが「スコアが高い」と話されていましたが、見た目は…。進学校に通われていたそうなのですが、その中では珍しい声優希望の福原さんに対して「いいじゃん!OK!OK!」と言ってくれたそうです。対して阿部さんの思い出はというと、女子高に通われていたとのこと。(ちなみに、福原さんは共学)さらにはカトリック系ということで、これには福原さんが思わず「マリみてじゃん!」と言われていました。構内には聖書を片手に持ったシスターがいたそうで、まさしくその世界だったようです。阿部さん自体は先輩として憧れられる対象ではなかったようですが、そういう方(スポーツをしている・引っ張っていくタイプ・ショートカットでボーイッシュ)は実際にいたとのことでした。


1時限目『ふつおた』

 1時限目の授業は『ふつおた』。事前に募集された質問をボックスの中から引く形式。最初の質問は、お2人の歌唱力を褒め称える内容が前置きであり、謙遜しあう様子が見られました。肝心の質問は、カラオケに一緒に行かれるかどうかについて。しかし、同じ事務所ではあるものの、今年行われた同期会で話されたのが初めてに近かったらしく、まだそういう機会はないとのことでした。ここでカラオケに行きたいという話になり、どういう曲を歌うのかという話に発展。福原さんは、渡辺真知子さんの『かもめが翔んだ日』。阿部さんは、石川さゆりさんの『天城越え』『津軽海峡冬景色』。どちらも若いのに、何故だか昭和の名曲が挙げられました。歌謡曲イベントをという話になりましたが、「僕の知っている声優イベントじゃない!」と福原さん。確かに他にはなさそうな、お2人の歌唱力を活かした昭和歌謡を歌う渋いイベント、有りではないでしょうか。

 福原さんが管理栄養士の資格を持っている事からの料理関係の話題に。阿部さんは福原さんに「管理して欲しい」と話されていましたが、管理栄養士として福原さんが大学生が自炊する際にオススメのメニューとして、鶏ムネ肉に、めんつゆ、卵で作れる親子丼を挙げられました。簡単で、状況に関係なく、どんなときでもいけると。これには阿部さんが「素晴らしい解答や~」と感嘆の声。そんな阿部さんは柚子胡椒が大好きとのことでした。(料理じゃない)

 ネーミングセンスがないという方からの質問。お互いのハンドルネームを付けて欲しいというものでしたが、元々の愛称がはまっているので、これまで通りの、ふーりんとあべりかさんに。

 お互いの印象について、最初と今でどうかという質問。最初にあった際には、福原さんは阿部さんのことを可愛い子が入ってきたという印象だったそうで、阿部さんは福原さんのことをクールビューティーだと思ったとのことでした。そして今。福原さんは阿部さんを、ベースがドシンとしている。(自分を持っているという意味?)阿部さんは福原さんを、マイペースと答えていました。

 声優になっていなかったら何になっていたという質問。阿部さんは、幼稚園(年長)の卒業アルバムに、夢として「雪を降らせる」と書かれていたそうです。雪女にでもなりたかったのでしょうか?他にはセーラーマーキュリーになりたかっとも話されていました。福原さんは、獣医師(家畜専門)の父親の影響で、獣医師になりたかったと答えられていました。これには阿部さんは「動物大好き―」と話されていましたが、単に好きでできるほど生易しいものではありません。福原さんは牛の出産(逆子)に立ち会った際に、ロープを足に括り付けて取り出す壮絶な現場を見て、命を預かる責任を感じ、別の方向性(声優)を目指すことになったとのことでした。

 学祭の思い出について。阿部さんは中学時代に食べ物系をやりたかったそうなのですが無理だったようで、お化け屋敷で雪女役を演じられたと話されました。まさか、幼稚園での夢の話がここで繋がるとは。福原さんは高校時代に文化ホール(アニメ系イベントでお馴染みのサイエンスホールぐらいの大きさ)を借りて、演劇をやられたとのことでした。福原さん自身は舞台裏でSEを担当。お話の内容は、坂口安吾風のバッドエンディングの赤ずきんちゃん。オオカミ軍団と戦う強い赤ずきんちゃんの話で、おばあちゃんは心臓発作でなくなるという、観ている保護者が複雑な気持ちになるというもの。ここで阿部さんが一言、「カゲってる時あるよね」。

 同期としての共通点や仲良しエピソードを聞かせて欲しいという質問。しかし、今回の学際が2人での初めてのお仕事で、福原さん曰く、今日がそのエピソードの始まりとのことでした。

 今日が誕生日という方から祝って欲しいとのことで、バースデーソングが歌われました。ここで誕生日に関する話題に。福原さんの誕生日が12月31日なので、クリスマスと正月を一緒にされてしまうと嘆かれていました。大晦日が誕生日の方は大体そうなってしまうのかもしれません。大晦日といえば紅白歌合戦。福原さんが生まれたのが19:50頃だそうで、その時に紅白で歌われていた曲を、『探偵ナイトスクープ』で調査してもらって、その曲を歌いたいと話されていました。1989年の紅白は平成最初ということで、1部では昭和の曲。2部では平成の曲という特別構成。福原さんが生まれた時間帯は1部に当たりまして、序盤なのでアイドルが歌っていたのではないかと予測されていたのですが、実際には大ベテラン歌手の時間帯なのでした。19:50頃ですと、春日八郎さんの『お富』さんが歌われていた頃?福原さんが「死んだ筈だよお富さん♪」と歌う姿、想像できません。


2限目『2人の隠された魅力を発見してみよう』

 事前に募集されていた『先生に言われた思い出の言葉』が書かれた紙と、キャラが書かれた紙をボックスから引き、そのキャラで即興で演じるというコーナー。交互に2回ずつ演じられました。まずは阿部さんから。元気なキャラで「おい!お前何へこたれているんだ!」と熱く励ます内容。ただただ読むのでなく、周りに目配せしながら演じられていました。ここで部活の話題に。阿部さんは中学時代にバトミントンをされていて、高校時代にはボクシングジムに、制服姿で1人通っていたとのことでした。福原さんから「少年チャンピオンみたいだね」という分かるような分からないような返しが。阿部さんは今でも体を絞りたいときにはシャドーボクシングをされているそうです。

 福原さんは2回目で中二病キャラを引き当てていました。これには会場から拍手が。さすがです。「もってるねー」と阿部さん。福原さんは「翻訳していい?」と、話す言葉を中二病に変換。「整いました」と同時に、頭を抱える中二病ポーズで、「どんなにつらくても努力は絶対報われる」という言葉が、全く違う言語に変換されてしまったのでした。このあと、声優の松井恵理子さんとのエピソードを披露。松井さんからの、リア充は中二病でどういうのかとの質問に、「リンゴをかじってしまったアダムとイブ」と回答し、私天才じゃないかと思ったという自画自賛のエピソードが語られました。「大丈夫かな?中二病ここで使っちゃった」と福原さん。青木瑠璃子さんとの中二病な学祭イベントが明日に控えていたのでした。

 ここで挙げた2つのシチュエーションはそれぞれ2人が気に入ったものでした。他には阿部さんはクール、福原さんはツンデレを演じられました。さて、最後にどちらが良かったのかと会場の拍手の数で判定することになったのですが、どちらも同じぐらいの結果に。これには阿部さんが「僅差なんてあるんだね。それぞれ、ベストオブティーチャー。」と話され、どちらも良かったと平和的に解決。やさしい世界。


プレゼントコーナー

 プレゼントコーナー。サイン入りTシャツが3名の方に抽選でプレゼントされました。当然の如く自分は当たらず。阿部さんはTシャツを着倒して欲しいと話されていましたが、普通は飾るのでは。2人のサイン入りはレアものですからね。貰ったTシャツの匂いをとろあえず嗅ぐのかと阿部さんがマニアックな話をされていましたが、それに対して福原さんは、マッキー(インク)の匂いしかしないと返されていました。夢がない。


あっという間の1時間30分でした。

 以上で1時間30分のトークショー終了。福原さんの「学生さんや、そうでない方も色んなところを巡ってみたりとか、このシーズンをめいいっぱい楽しんでください」との言葉で締めくくられました。こういう機会でもないと、なかなか学祭に足を運ぶことはないので、この言葉にはその通りだなと思うばかり。そして、翌日。再び福原さんの中二病トークを聴くことになるのですが、その話はまた次の機会に。(そんな機会あるのだろうか?)

【ネタバレ・感想】回りまわって15+15な世代ぐらいが楽しめるのかも『ポッピンQ』

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 『ポッピンQ』。ポスターを映画館で見たことがあったのですが、タイトルだけではどういった内容なのだか判断できず、観ようという気持ちはなかったのですが、自宅からそれほど遠くない映画館で舞台挨拶があるとのことで、どんなものかと観てみることにしました。

タイトル:ポッピンQ
制作会社:東映アニメーション
監督:宮原直樹 脚本:荒井修子
キャタクター原案:黒星紅白
キャラクターデザイン・総作画監督:浦上貴之
音楽:水谷広実、片山修志
キャスト:小湊伊純/瀬戸麻沙美、ポコン/田上真里奈、他
配給:東映 公開日:2016年12月23日 上映時間:1時間35分 

ポッピンQ Blu-ray *豪華版

ポッピンQ Blu-ray *豪華版

 

中学3年生の伊純(声:瀬戸麻沙美)は卒業とともに東京へ引っ越すことになっているが、そのことに納得がいかずにいた。通過点でしかないと考えていた卒業式を間近に控え、前に進めずにいる伊純。卒業式当日、やるせない思いを胸に海辺に出た彼女は、美しく輝くカケラを拾う。それは時のカケラであり、その力により時の谷という不思議な世界に迷い込んでしまう。そこで出会ったのは、同じく中学3年生の蒼(声:井澤詩織)、小夏(声:種崎敦美)、あさひ(声:小澤亜李)の3人と、不思議な生命体ポッピン族。ポッピン族は踊ることでエネルギーを生み出し、全ての世界の時間を決められた通りに動かしていた。しかし時の谷と世界の時間が崩壊の危機に直面しており、この危機から抜け出すには、時のカケラに導かれた少女たちが心を一つにしてダンスを踊るしかなかった。危機が迫る中、ポッピン族の厳しいダンス指導に戸惑う伊純たちの前に、ダンス経験者の沙紀が現れるが……。

MovieWalker



 ポスターを見るかぎり、少女達の青春ストーリーを基軸にしたストーリーかと思いきや、仲間が集い、困難に立ち向かいながら最終的には悪の親玉がいるアジトに乗り込み、正義が悪を討つ。思いのほか王道な東映アニメーション映画の作りでした。東映アニメーション60周年記念作品とのことで、いつもの基本は抑えられており、これまでの作品と似た展開に昔もこんな風だったなと思い出されました。さらに王道を目指すのであれば、仲間たちが次々と倒れて、最終的にはボロボロになった主人公が仲間たちの想いに応えて敵を倒すという流れになるのですが、さすがにそこまでやってしまうと、セーラームーンやら聖闘士星矢に。


もっと悲劇的に描いてもと思うも、あくまでライト路線

 伊純が老化させられてしまうシーン。普通であれば声までも老けさせるところを、若い頃のままの声で演じさせているところに、現実的な悲壮感を感じさせない意図があったのではないでしょうか。主人公たちの悩みについても、もっと切り込んでもいいのではないかと思ったのですが、あくまでライト路線。これはこれで全年齢対象の安心クオリティであることは確か。深夜アニメの行き過ぎた演出に慣れてしまっていた自分に気付かされたのでした。


エンディングクレジット後の急展開は賛否両論か

 最後はそれぞれが元の世界に戻り、元の世界でバッタリ出会うといったオチで終わるのかと思っていたのですが、そんなことはなく、それぞれの日常に戻っていきました。これはこれでアッサリして良いかと。しかしです。エンディングクレジット後に急展開が!高校の入学式。あちらの世界にいた謎の少年レノが生徒会長として登場。そして偶然か必然か5人全員がその高校に入学していた。その後、これからの展開が思わせぶりなダイジェストとして流れて、これからどうなってしまうんだというところで、おしまい。なんだろうこの、ゲキガンガー的な、いいとこ取りなシーンを畳み掛けて見せる手法は。これには賛否両論でしょう。この先の展開が楽しみだと肯定的にみるか。余計なものとして否定的にみるか。個人的には、登場キャラクターに感情移入する前に終わってしまった感があったので、この物足りなさを払拭するために続きが観てみたいと思ったのでした。


プリキュアシリーズで培ってきたCGアニメーション技術の活用

 このアニメーションの肝となる要素としてダンスが挙げられます。東映アニメーションのプリキュアシリーズで培ってこられたCGアニメーション技術がダンスに活かされていまして、こういったところでも60周年記念作品であることが感じられます。3DCGでありながら2Dアニメーション寄りのデザインにされており、他のシーンとの違和感が余り感じられませんでした。ダンスシーンは、女の子たちのものと、ポッピン族と呼ばれるぬいぐるみの様なキャラクターたちのものとありまして、エンディングクレジットで確認したところ、どちらも同じモーションアクターの方が担当されていました。本編中、女の子たちがポッピン族の踊りを見て、2頭身なのに凄いと言っていましたが、等身関係なく、同じダンスモーションをおそらく流用されているので、ある意味メタ発言だったのではないかと後から思いました。


地方を舞台にするのが最近のアニメ映画のトレンド?

 最近のアニメ映画では、舞台を地方に設定することが多く、それによって台詞が方言であることが多いのですが、本作もその例に漏れず。高知県を舞台にしているので土佐弁が使われていました。埼玉出身の瀬戸さんは苦労されたのでは。伊純の父親役には高知県出身の小野大輔さん。そして母親役なのですが、妙にリアルな母親を演じられていたので高知出身の舞台役者さんでも起用しているのかと思いきや、『魔法少女ちゅうかないぱねま! 』でお馴染みの島崎和歌子さんなのでした。(※決して『いぱねま』でお馴染みではない)


構成の練りが足りないためか、面白くなりそうなエッセンスを活かしきれず

 ひとつひとつのエッセンスは面白くなりそうな予感を感じさせるものの、それぞれがフワフワしていて結びつきが弱く、ハッキリ言ってしまうと構成の練りが足りなかったのではと感じました。画的にではなく、作劇的に。作りは手堅いのだけれども芯が感じられず、後から感想を書き出そうとしても、主となる感想が出てこない。そして、どうすればより面白くなるのだろうと思案が始まるのです。芯と成すところがダンスだとすれば、確かに3Dアニメーションは動きは素晴らしい。ただし、2Dアニメーション独特のハッタリを利かした躍動感には勝てず、感動には結びつかず。それ以前に、ダンスレッスンの中で、友情を育むシーンでもあればいいのですが、省かれていまして、成長していく過程が欲しかったでした。

 続いて、物語としてはどうか。少女達の将来に対する不安から前に進むその一歩を描いてはいるものの、尺が足りない為か伊純を除く4人の心理描写不足が否めず。ここがしっかり描かれていないと、気持ちを共有できず感情移入できない。伝えたいことは分かるのですけど、自分の中でグッとこない。この点につきます。単純に描いてほしいところが描き切れていない故のこの感情。同じことを感じられた方は、公式漫画でフォローされていますので興味がある方は下のリンク先をチェックしてみてください。


最前列ど真ん中で見た舞台挨拶

 発券した舞台挨拶付きのチケットが、チケット販売会社の手違いで、後ろの方の席番号が割り振られていたようで、お詫びのメールが届いていました。上映前に交換してもらったところ、座席がK列からB列に変更。舞台挨拶の際にはA列は通常プレス席扱いで空けられますので、B列が最前列となります。しかも、ど真ん中!舞台挨拶では一番良い席を引き当てていたのでした。

 まず初めに金丸プロデューサーが登壇され、その後、キャスト陣と監督が呼び込まれました。立ち位置がセンターだった井澤さんが目の前に。拝見するのは2年ぶり?相変わらずとても可愛い。皆さん、ポッピンハートバッジ(劇中の緑色のアイテム)を付けていました。他の方が胸元に付けていたのですが、井澤さんのみ帽子に付けていまして、東京駅から付けていても問題なかったとのこと。小澤さんは胸元に付けられてので1年生みたいと話されていましたが、シンプルながら大きめなバッジですので、付け所にセンスがいるようです。それにしても、最前列は最前列で、余りにも前過ぎて居心地が悪いというかなんというか。いつもは映像で観ている様な光景が、現実のものとして目の前で観ているというのは不思議なものです。


 最初の挨拶から、井澤さんの「クリスマスなのにお越しくださって…」の言葉に若干ざわつく会場。最初っからぶっこんでくるなと思っていましたら、締めの挨拶でもそれでした。宮原監督は「ポッピン!」と言って「ポッピン!」と返すコールアンドレスポンスを。普通、キャスト陣がやりそうなことを率先して監督がやっていくスタイル、親しみを感じます。さて、今回の舞台挨拶は京都の劇場ということで京都の話題に。種﨑さんが「そうだ 京都、行こう。」のCMは京都でも流れているのかとの問いに、会場から「たまに流れている」との回答が。それを聞いてどうするのかと思うものの、この着目点が種﨑さんらしいなとも思うのでした。キグルミからポッピンたちがはじけ飛ぶところがコンペイトウみたいで可愛いとか、「嫌いだーーー!!!」と長々と叫ぶシーンは、普段大声で言えない言葉なので楽しかったとか、作品に関係ある話もちゃんとされていました。(「嫌いだーーー!!!」は収録した音声が長く、ある程度の所でカットされているそうです)

 よくある、どこから来たのかという会場への質問の後に、本作の主人公たちと同じ、中学三年生がいるのかという質問で、いないという結果に。ここで井澤さんが「15+15ぐらいの人は多いかも」と話されていましたが、まさにその通りではと思ってしまいました。以前、監督のインタビューを読んだのですが、視聴者のターゲットは考えていない趣旨の話をされていました。とはいえ、中学三年生の悩みであったり葛藤を描いているのですから、一番観て欲しい層ではあると思います。かつてプリキュアシリーズを観ていた層にもなるのですが、この層に今訴えるにはまっすぐ過ぎるのでは。15歳ぐらいともなると、少しひねくれたものが好きになる頃。となると、回りまわって30歳ぐらいの方が楽しめてしまうのかもしれません。

 上映後の舞台挨拶ということで、監督からエンディングクレジット後の映像についての話が。とはいえ詳しい話は無く、本当に続けていくためには結果をという話に。金子プロデューサーも感想をSNSで拡散して欲しいと話されていましたが、上映館数が多いだけに、それに見合った結果が必要。自分としても次の展開が見てみたい気持ちがありますので、まだ観られていない方は一度劇場に足を運ばれてみては。厳しめなことも述べてしまいましたが、別に悪い作品ではなく、さらに面白くなる要素を秘めた作品であることは確か。気軽な気持ちで観て頂ければと思います。(ネタバレと題しているのに観たことがない人がこれを読むのだろうか?)

「ポッピンQ舞台挨拶12/25」出演者感想まとめ - Togetterまとめ

 

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