■ イベント詳細
アニュータライブ2017「あにゅパ!!」
開催日:2017/05/13 開場17:00 開演18:00
会 場:代々木競技場第1体育館(東京都) 料金:7,900円
出演者:Aqours、ALI PROJECT、Wake Up, Girls!、May'n
<シークレットゲスト>
きただにひろし、富永TOMMY弘明
出演者感想まとめ
■ WUGとAqoursが出演する滅多にない機会
今年の3月からサービスがスタートしたアニソン定額配信サービス『ANiUTa』。このサービス開始を記念したライブイベント『あにゅパ!!』が開催。WUGとAqoursが出演するという滅多にない機会でしたので参加してみることに。チケットは『ANiUTa』会員限定の最速先行で手に入れたもののスタンド席でした。残念。
雨が降る中、会場内へ。前方ステージ付近のスタンド席にはシートがかけられていました。当日開催された競合イベントの影響からか、席を埋めるのは難しかった模様。
開演前にはオープニングDJが行われ、ANiUTaで配信されている楽曲が会場内で流れていました。この曲に乗せられて、オタ芸を披露されている方が会場内を見渡すとチラホラ。アリーナ席とスタンド席とで、共鳴するようにオタ芸をしあうあの流れは一体。最後の1曲として『きっと青春がきこえる』が会場内に響き渡り、大盛り上がりに。客層に合わしたシメでした。
■ セットリスト(全25曲)
M01:キミシニタモウコトナカレ(『シャングリ・ラ』OP)
キミシニタモウコトナカレ(2009/05/06)より
作詞:岩里祐穂 作曲・編曲:本間昭光
歌:May'n
M02:ViViD(『ブラッドラッド』OP1)
ViViD(2013/07/24)より
作詞:藤林聖子 作曲:秋田博之 編曲:CHOKKAKU
歌:May'n
M03:ノーザンクロス(『マクロスF』ED2)
ライオン(2008/08/20)より
作詞:岩里祐穂、Gabriela Robin 作曲・編曲:菅野よう子
歌:May'n
M04:Belief(『タブー・タトゥー』OP)
Belief(2016/08/24)より
作詞:空谷泉身 作曲:KENT/TOMOYA 作曲:高橋浩一郎
歌:May'n
M05:ダイアモンド クレバス(『マクロスF』ED1)
ダイアモンド クレバス/射手座 午後九時 Don't be late(2008/05/08)より
作詞:hal 作曲・編曲:菅野よう子
歌:May'n
M06:7 Girls War(『Wake Up, Girls!』OP)
7 Girls War(2014/02/26)より
作詞:辛矢凡 作曲:神前暁・田中秀和 編曲:田中秀和
歌:Wake Up, Girls!
M07:少女交響曲(『Wake Up, Girls! 青春の影』主題歌)
少女交響曲(2015/08/26)より
作詞:辛矢凡 作曲・編曲:田中秀和
歌:Wake Up, Girls!
M08:Beyond the Bottom(『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』主題歌)
Beyond the Bottom(2015/12/09)より
作詞:辛矢凡 作曲・編曲:田中秀和
歌:Wake Up, Girls!
M09:恋?で愛?で暴君です!(『恋愛暴君』OP)
恋?で愛?で暴君です!(2017/05/24)より
作詞:畑亜貴 作曲・編曲:田中秀和
歌:Wake Up, Girls!
M10:タチアガレ!(『Wake Up, Girls! 7人のアイドル』主題歌)
Wake Up, Best(2015/03/18)より
作詞:畑亜貴 作曲・編曲:田中秀和
歌:Wake Up, Girls!
M11:海色(『艦隊これくしょん -艦これ-』OP)
海色(2015/02/18)より
作詞:minatoku 作曲・編曲:WEST GROUND
歌:May'n
M12:魅惑劇(『あんさんぶるスターズ!』ユニットソング)
ユニットソングCD 2ndシリーズ Vol.07 Valkyrie(2016/12/21)より
作詞:宝野アリカ 作曲・編曲:片倉三起也
歌:ALI PROJECT
M13:ようこそジャパリパークへ(『けものフレンズ』OP)
ようこそジャパリパークへ(2017/02/08)より
作詞・作曲・編曲:大石昌良
歌:Wake Up, Girls!
M14:ジョジョ~その血の運命~(『ジョジョの奇妙な冒険』OP1)
ジョジョ~その血の運命~(2012/11/21)より
作詞:藤林聖子 作曲:田中公平 編曲:大谷幸
歌:富永TOMMY弘明
M15:ウィーゴー!(『ワンピース』OP15)
ウィーゴー!(2011/11/16)より
作詞:藤林聖子 作曲:田中公平 編曲:根岸貴幸
歌:きただにひろし
M16:ウィーアー! for the new world(『ワンピース』#516挿入歌)
ウィーゴー!(2011/11/16)より
作詞:藤林聖子 作曲:田中公平 編曲:根岸貴幸
歌:きただにひろし
M17:青空Jumping Heart(『ラブライブ!サンシャイン!!』OP)
青空Jumping Heart(2016/07/20)より
作詞:畑亜貴 作曲:伊藤賢、光増ハジメ 編曲:EFFY
歌:Aqours
M18:君の心は輝いてるかい?(『ラブライブ!サンシャイン!!』1stシングル)
君の心は輝いてるかい?(2015/10/07)より
作詞:畑亜貴 作曲:光増ハジメ 編曲:EFFY
歌:Aqours
M19:恋になりたいAQUARIUM(『ラブライブ!サンシャイン!!』2ndシングル)
恋になりたいAQUARIUM(2016/04/27)より
作詞:畑亜貴 作曲:佐々倉有吾 編曲:渡辺和紀
歌:Aqours
M20:MIRAI TICKET(『ラブライブ!サンシャイン!!』#13挿入歌)
想いよひとつになれ/MIRAI TICKET(2016/11/09)より
作詞:畑亜貴 作曲・編曲:EFFY
歌:Aqours
M21:コッペリアの柩(『ノワール』OP)
コッペリアの柩(2001/05/23)より
作詞:宝野アリカ 作曲・編曲:片倉三起也
歌:ALI PROJECT
M22:勇侠青春謳(『コードギアス 反逆のルルーシュ』ED1)
勇侠青春謳(2006/10/25)より
作詞:宝野アリカ 作曲・編曲:片倉三起也
歌:ALI PROJECT
M23:聖少女領域(『ローゼンメイデントロイメント』OP)
聖少女領域(2005/10/26)より
作詞:宝野アリカ 作曲・編曲:片倉三起也
歌:ALI PROJECT
M24:暗黒天国(『かみちゃまかりん』OP)
暗黒天国(2007/05/23)より
作詞:宝野アリカ 作曲・編曲:片倉三起也
歌:ALI PROJECT
M25:裸々イヴ新世紀(『宇宙をかける少女』OP)
裸々イヴ新世紀(2009/01/21)より
作詞:宝野アリカ 作曲・編曲:片倉三起也
歌:ALI PROJECT
May'nさん(5曲)→Wake Up, Girls!(5曲)→特別企画(6曲)→Aqours(4曲)→ALI PROJECT(5曲)という流れでした。アニソンライブイベントということで、スクリーン上にはアニメのオープニング・エンディング・本編映像が。様々なアニソンが歌われ、映像使用料のことを考えますと、制作会社がバラバラな中、よく頑張ったなと勝手に裏事情を察したのでした。
トップを飾ったのはMay'nさん。『マクロスF』TVシリーズ第20話『ダイヤモンド クレバス』での印象的なシーンがスクリーンに流れている中での生歌。そして、生バンド演奏。リアルタイムでの映像と挿入歌の融合でシーンを盛り上げてしまう、数あるアニソンライブの中でも、なかなか無い試み。なんと贅沢なことか。『マクロスF』を観ていましたら号泣間違い無しだった事でしょう。(観てないんかい!)男性ダンサーを伴うダンサブルな曲から、それこそ『ダイヤモンド クレバス』のような歌い上げる曲まで披露され、May'nさんの出番が終了した時点で既にライブのフィナーレかと思うぐらいの満足感がありました。
WUGは恋愛暴君の衣装で登場。立て続けに5曲を披露していく姿には頼もしさを感じました。恋愛暴君の主題歌をライブで聴くのはこれが初。別作品のタイアップ曲であり、畑亜貴さん作詞。現代におけるアニソンアニソンしたアニソンでもありますので、こういった今までと異なる曲が挟めるようになったのは今後の強みになるのではないかと感じました。MCでは「名前だけでも覚えて帰ってください」と漫才師の常套句を連発。アウェーの空気を感じていたのかもしれません。イベント後、WUG関連の曲のダウンロード数が上昇。皆さんの記憶に残ってくれたようで、なにより。
ここからは特別企画『ANiUTaプレミアム』。May'nさんによる『海色』のカバーからスタート。艦これのオープニングの曲なのですが、自分は観ていなかったので普通にMay'nさんの曲かと勘違い。続いて、ALI PROJECTによる『魅惑劇』。こちらはあんスタの曲でセルフカバー。近くにいた女の子が喜んでいました。元々男性が歌っている曲を女性が歌うとどうなるのかと思っていたのですが、正しくALI PROJECTの曲といった感じで、なんの違和感もなかったのでした。3曲目は大盛り上がりとなったWUGによる『ようこそジャパリパークへ』。ANiUTaで常に上位の曲。かつて『うぇいくあっぷがーるZOO!』という各キャラクターがアニマルになったスピンオフアニメがあったのですが、それを髣髴とさせる選曲。一番高音となるところでの青山さんのファルセットが聴かせどころになっていて、WUG版ならではの良さが感じられました。
ここからシークレットゲストが登場。富永TOMMY弘明さんによる『ジョジョ~その血の運命~』。そして、きただにひろしさんによる『ウィーゴー!』からの『ウィーアー!』の流れは、ただただ熱い。女性出演者ばかりかと思いきや、ここで男性出演者が登場し、会場をまた違った形で盛り上げてくれました。田中公平先生による、これぞアニソン!といった曲が思いがけず聴けてうれしいかぎりでした。
Aqoursについては登場前に、ANiUTaランキングの発表(1位は『HAPPY PARTY TRAIN』でPVが流れる)と、1人1人のキャラクター紹介映像が用意されていました。Aqoursの単独ライブでも始まるのかと思うぐらいのじらしっぷり。『MIRAI TICKET』の衣装で登場するや、大喝采を浴びました。本イベントの目玉であったことは確かでしょう。Aqoursの1stライブの際には『MIRAI TICKET』で円形のセンターステージを使用。自分の席がメインステージよりでしたので、後方からセンターステージを眺める形に。それが今回はメインステージでしたし、曲入り前の寸劇が省略されていましたので、前回とはまた違った視点で観ることができました。Aqoursはライブ回数が少なく、さらにはライブチケットは争奪戦。そんな中、今回のイベントは、Aqoursを実際に見る良い機会になったのではないでしょうか。
トリを飾るのはデビュー25周年を迎えたALI PROJECT。会場は赤一色に。May'nさんと同じく、ダンサーさんを伴われていたのですが、こちらのダンサーさん達は魔界から召喚されてきた感があるという。(失礼)ALI PROJECTの世界観を構成するのになくてはならないメンバーなんだろうなと思いながら観ていました。MCでは、トリを務めたことを自虐的に話されていましたが、なるべく盛り上がれる曲をと選曲されたとのこと。自分が観ていたアニメの曲はなかったのですが、どこで聴いたのか何故だか知っている曲の数々。ALI PROJECTの世界を堪能させて頂きました。
アンコールはなくそのまま終演。しかしながら、スクリーンには新発表が。ガンダムシリーズの楽曲配信、May'nさんとWUGとのコラボ曲発売決定が発表されました。このとき、既に会場を出ようとしていたもので、なんだか後ろが騒がしいなと思っていましたら、このことでした。外に出ると雨上がりの空。翌朝、雨降る仙台(シンデレラガールズ5thライブツアー宮城公演2日目+WUG聖地観光)へと向かうのでした。