輝きが向こう側へ!

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輝きが向こう側へ!

思いついたことをそのまま記事にしている何の脈略もないブログです。アニメやゲームの感想等を掲載。

【ネタバレ・感想】喜怒哀楽に溢れ、前向きなメッセージが感じられた娯楽大作『ズートピア[吹替版] 3D 4DX』

 不意に平日が休日になったもので、午前中に映画を観に行くことにしました。アクションものや青春ものなど、様々な選択肢があったのですが、評価が高いようでしたのでディズニー映画『ズートピア[吹替版]』を選択。丁度、午前中に体感型アトラクションシアター4DXでの上映がありましたので、この機会に4DXを体感してみました。

タイトル:ズートピア
監督:リッチ・ムーア、バイロン・ハワード
脚本:ジャレッド・ブッシュ、フィル・ジョンストン
音楽:マイケル・ジアッチーノ
キャスト:ジュディ・ホップス/上戸彩、ニック・ワイルド/森川智之 他
配給:WDSMP 公開日:2016年4月23日 上映時間:1時間48分

 

高度な文明が発達した動物たちの楽園ズートピア。そこは、誰もが夢を叶えられるところだった。田舎町バニーバロウで育ったウサギのジュディは、幼い頃から、世界をより良くするために警察官になりたいと思い描いていた。サイやカバといった大型動物だけが警察官になっているものの、ジュディは警察学校を首席で卒業。ウサギとして初めて警察官になり、ズートピアに赴任する。しかし、動物たちの連続行方不明事件が発生し、捜査に向かうのはサイやゾウといった大型の同僚たちばかり。スイギュウの署長ボゴはジュディの能力を認めようとせず、駐車違反の取締りを命じる。そんな中、街で困った様子のキツネの親子を助けたところ、彼らは詐欺師だった。だまされショックを受けるジュディに、詐欺師のニックは、何にでもなれると思っていても無理だと言い放つ。落ち込むジュディだったが、諦めずに、未捜査のままになっているカワウソのオッタートンが行方不明になっている事件の捜査に名乗り出る。ジュディを応援するヒツジのベルウェザー副市長の後押しもあり、ボゴは期間は2日間のみであること、失敗したらクビにすることをを条件に、やむなく捜査を任せる。チャンスを掴んだものの、手がかりは皆無だった。そこでジュディは、街に精通しているニックに協力を依頼。秘密を握られているニックは、渋々彼女の捜査に付き合うことにする。ニックの情報網を駆使し聞き込みを続けるうちに、ついにツンドラ・ラウンでオッタートンの痕跡が残る車を見つける。しかしその車はツンドラ・タウンの闇のボス、ミスター・ビッグのものであり、ジュディとニックは捕まってしまう。何とかこの危機を切り抜けたジュディとニックは、新たな手がかりを掴むとともに、ズートピアに何かが起ころうとしていることに気付く……。

MovieWalker

 


 一言で語ってしまうと、喜怒哀楽に溢れた娯楽大作。映画が見られる空き時間ができた時には、迷わずオススメできる作品でした。人間社会を動物社会に置き換えて、差別問題であったりそれにともなった社会環境の問題であったりを題材に作られたストーリー。大人の目線で見ますと、いろいろと考えさせられる内容でありました。偏見で他者を見ない。そして、自分に対してその偏見を当てはめて自身の可能性を消さない。とても前向きなメッセージが感じられました。

 ちょっとしたところですが、本編映像がローカライズされていたことに驚かされました。通常であれば英語表記に日本語字幕が入るところが、英語の部分がそのまま日本語に。別にそこまでしなくてもとも思うのですが、このひと手間がうれしい。

 動き回るキャラクター、そしてズートピアの町並み。情報量の多いCGは、ゲームであれば前に通ったところに戻って、まじまじと観察してみたいと思うほどの出来。数秒のワンシーンにどれだけの想いを込めているのやら。動物たちのCGはディフォルメされた姿ではあるのですが、話しているときの表情は人間の表情そのもの。動きが細かくつけられていて、思わず「お疲れ様です」と言いたくなる様な仕事の細やかさ。最後のスタッフロールがとっても長いのですが、それは数多くのスタッフが結集して作られたことの証。ここで改めて一言「お疲れ様でした」。



■吹替版キャストについて

 吹替版のキャストは、主人公であるジュディ役に上戸彩さん。その相棒ニック役に森川智之さん。気になるのは上戸さんの演技。本職の声優さんが相方ですので、どうしても演技のアプローチに違いが出てしまうのですが、それほど違和感は感じられませんでした。彼女が演じてきた役は、人や体制に対して真っ向から戦うヒロインが多かった気がします。そのイメージがあったからか、今回の役とシンクロしていて、すんなりと受け入れられたのだと思います。

 声優を本業としていない、サバンナの高橋さんも参加されていました。(クロウハウザー役[ドーナツ好きの太ったチーター])こちらも違和感が無く、ハッチポッチステーション林家正蔵師匠の様な味のある演技をされていました。前情報無しでしたら彼が声を当てていることを気付かなかったかもしれません。




■映画を肴にアトラクションを楽しみたい方向けの4DX

 4DXとは、座席がシーンの状況に合わせて動いたり、風や水しぶき、スモークにフラッシュ、さらには匂いの演出までもが楽しめるというものです。通常の鑑賞料金にプラスして特別料金を支払うことになります。さらに3D上映の場合は3Dメガネが必要で、持参されていない場合は追加料金が必要となります。

 まずは3D映像について。ズートピアが始まる前に流れた実写とCGを合成したアクションものの映画の予告では、各レイヤーごとに映像が浮き出ているみたいで、思ってたのと違うなと感じました。しかしながら本編が始まりますと、あからさまに3Dしている感じがなく、問題なく楽しめました。これは作品によって3Dの質に違いが現れるものなのでしょうか?

 座席の動きが思っていた以上に荒々しく、余りの激しさに最初は本編そっちのけで面白くなってしまいました。乗り物の搭乗しているシーンでは併走している感じで楽しかったでした。それにしましても、この大きな挙動。飲み物やポップコーンを持ち込んでいましたら気をつけないと、宙にぶちまけていたのでは?ネズミたちがジュディの足元を歩き回るシーンでは、座席の足元で何かがうごめいていまして、実際にネズミが足元にいる感覚に。これには思わずゾッとしてしまいました。感情の起伏が大きい方は「ぎゃあああああああああ!!!」となってしまうかもしれません。

 スモークやフラッシュの演出とは違って、風や水しぶきは直接当たってくるのが、体感型だなと実感させてくれる要素であると思います。特に水しぶきについては、不意な演出に驚かされます。単に水が当たってくるだけなのですが、スクリーン上ではそれがクシャミであったり、汚水であったりするので、なんともいたたまれない気持ちに。結構な量の水しぶきが顔目掛けて降ってきますので、水っけのある物が配置されたシーンでは、自然と身構えるようになってしまいました。

 匂いの演出については、窓口業務のチーターが食べていたドーナツからチョコレートの甘い匂いがしてきました。画面にある食べ物の匂いがするなんて不思議な感覚。ドーナツの他にも花の匂いが。こちらについてはきつめの香水の匂いといった感じでしたが、この花が物語の鍵となっていますので、花の匂いを出すことが、演出上の重要な役目を担っていたと言えるでしょう。

 4DXを初めて体感した感想として、このズートピアについては親和性が高いと感じたのですが、じっくりとストーリーを楽しみたい場合は、やはり普通の上映で観るのが一番でしょう。本来、映画の世界に没頭させる仕組みであると思うのですが、次はどんなアクションが起こるのかと身構えてしまう点からして、考えが別方向に行ってしまっていたのでした。しかし、それは悪い訳ではなく、別視点で楽しんでいるのです。映画に没頭させる一番良い手段は作品そのものの品質によるものですので、それは4DXでなくても良い。4DXは、映画を楽しむというものではなく、映画で楽しむものなのだと学びました。


 ズートピアを観た感想は数多くありますので、4DXの感想をメインとしました。自分の場合は初見で4DX上映を選択したのですが、普通の上映をまず観てから、4DX上映を観ますと、かなり違った視点で同じ映画を2回楽しむことができると思います。既にズートピアを観られた方で、まだ4DXで観たことがないという方は、4DXで新たなズートピアの世界を楽しんでみてはどうでしょうか。

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