輝きが向こう側へ!

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【ネタバレ・感想】『Wake Up, Girls!』1話,2話の意味について考えてみた

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 劇場版『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』の感想記事に続きまして、TVアニメシリーズの感想についてです。色々と言われています本作ですが、自分なりの感想を綴ってみました。



タイトル:Wake Up, Girls! 制作会社:Ordet × タツノコプロ
監督:山本寛 キャラクターデザイン:近岡直 音楽:神前暁、MONACA
キャスト:島田真夢/吉岡茉祐、松田耕平/浅沼晋太郎、丹下順子/日高のり子、他
放送局:テレビ東京系 放送期間:2014年1月10日 - 2014年3月28日

Wake Up, Girls!  1 初回生産限定版 [Blu-ray]

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ニコニコ動画で配信中ですがコメント荒れ放題。純粋に観たいという方はコメ無し推奨。

第1話「静かなる始動」
2013年のクリスマス、仙台市内の小さな野外ステージでデビューを飾った、7人組の新人アイドルユニット”WakeUp,Girls!”。ところが事務所の社長、丹下は会社の金を持ち逃げして行方不明中。残されたマネージャーの松田は途方に暮れ、WUGのメンバーもこのままアイドルを続けられるのか不安のままに過ごしていた。

 

第2話「ステージを踏む少女たち」
松田が連れてきたプロデューサーの須藤によって、なんとか芸能活動を続けられることになったWUG。ところがその仕事内容は、きわどい水着を着させられての健康ランドでの営業というもの。明らかな胡散臭さに不信感を抱きつつ、それでも覚悟を決めステージに上がるのだが、ついには宴会の接客から王様ゲームまで強要される。

 

1話、2話観ての感想 → 劇場版を観ないことには3話まで観てもらえないのでは


 1話、2話を観てみましたが、序盤に持ってくる話では無かったというのが正直な感想です。期待と不安の入り混じった始まりの物語である劇場版に対して、このままアイドルが続けられるのかと不安ばかりが漂うTVシリーズ序盤。TVシリーズから見始めた方には、物語的にも絵的にも、暗い印象を受けたのではないでしょうか。

 1話ではマネージャーがろくでもないプロデューサー須藤を連れてきました。そして、2話Aパートの展開では水着姿で営業を行うという観ていて辛いものでした。マネージャーがしっかりとしていれば、こういった営業を止めに入る展開もありえたと思いますが、如何せん経験不足の為に言われるがまま。これに苛立ちを覚えた方も多いことでしょう。Bパートでは偶然営業先にいた社長が、このプロデューサーをボッコボコにしてくれたので、Aパートでの鬱憤が晴らされる展開でした。これにより社長が復帰。ろくでもない営業をさせた為に、アイドル1人が辞めてしまう危機がありましたが、ファンの後押しにより続けていくことを決意。社長がレギュラー番組を取ってきて、めでたしめでたしで2話は終わりました。この2話では最後の最後にライバルユニット『I-1クラブ』のシーンがありました。ここでI-1クラブのプロデューサー白木徹が登場。(あしたのジョーの白木葉子と、力石徹を足した名前?)言葉数は少なかったですが、宮本充さんの無機質な演技が印象的でした。今後ライバルユニットがどういった動きを見せるのか注目です。


 序盤から辛い展開で、ようやく3話からアイドルらしい活躍が観れるのではないか、ここから面白くなっていくのではないかと思います。しかし、TVシリーズから見始めた方が3話まで観てみようかと思えるかは疑問ですが…。劇場版がストーリーの導入部分であり、その導入部分がTVシリーズに欠けている。それが致命的な問題であると、つくづく思わされます。

 

ネット上の感想 → TVシリーズの滑り出しから厳しい意見の数々


 ネット上に敵の多い(自ら生み出してしまった?)山本寛監督の作品ですので、始まる前からこうなることは分かっていたのですが、ニコニコ動画では否定的なコメントが多く見受けられました。これは山本監督だからという側面も大きいのですが、それ以前に、作品としてのクオリティの問題であったり、劇場版ありきのTVシリーズ、ストーリーの好き嫌いも込みでの結果ではないでしょうか。

 ツイッター上では賛否両論でして、こちらも否定的な意見がよく見受けられましたが、一定の評価をされている方がいたり、細かく内容を分析されている方がいたりと、肯定的な意見もありました。中には劇場版を観ることで評価が好転するという意見もありましたが、それには同意するものの、TVシリーズ1話を観て否定的な意見を持った人が、わざわざお金を払ってまで劇場版を観るかというとそれは無い訳で、TVシリーズの滑り出しとしては厳しいものであったと思います。

 

1,2話の意味について → ネタフリ回であったのではと無理やり考えてみた


 1話と2話、びっくりするほど大雑把に説明しますと、ダメダメなマネージャーではなんともならないので、社長に復帰して頂いたという内容でしたが、こんなことに2話も使うのかという疑問が。実は深い意味があるのではないかと、この2話の意味について考えてみました。

 劇場版のライブシーンで、マネージャーがライブの模様を撮影していました。これを観てまず思ったのが、映像を流出してしまうのではないかということ。パンチラシーンも含むこの映像がネットに流出するとイメージダウンになるのではないかと思ったのですが、早速、ダメダメマネージャーが須藤プロデューサーに映像を見せていました…。これだけなら大したことはありません。それより問題なのが、水着姿で営業をさせられていたシーン。お客さんに写真を撮られています。もしこの写真が流出したら…。学生にこんなことをさせたとなると、事務所への非難は必至です。非難どころでは済まされないかもしれません。


 これらのことをフリとして、Wake Up, Girls!が売れた後のストーリー展開に使うというのはありだろうとは思います。ライバル会社がWake Up, Girls!を陥れる為に使うこともできるでしょうし、事務所にダメージを与えて、アイドルを引き抜く展開も考えられるのではないでしょうか。元I-1クラブのセンターであった島田真夢を話に絡ませると面白くなりそうです。さらには、炎上することに定評がある?山本監督の経験を基に、ネット上でのバッシングをネタとして使ってくるのではないかとも考えられますが、さて、どうなるでしょうか。

 マネージャーの失態が後の複線となるのかどうか。このまま何事もなくストーリーが進んでしまう気もしないでもないですが、予想外の展開に期待するとしましょう。


 1話の提供クレジット。アイドルアニメらしいカット。


 2話では画面いっぱいのオッサンの顔をお楽しみただけます。


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