輝きが向こう側へ!

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【ネタバレ・感想】シックなデザインとは裏腹に、正統なルパン三世として楽しめる『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』

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 映画館にて『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』を観賞しました。上映時間は51分と短く、30分アニメ2本がそのまま流れる形でした。最近よくあるビデオパッケージ用のフォーマットを映画館で流すタイプのアレです。

 

タイトル:LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標
アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
監督・各種デザイン:小池健 脚本:高橋悠也  音楽:ジェイムス下地
キャスト:ルパン三世/栗田貫一、次元大介/小林清志、ヤエル奥崎/広瀬影勇、他
配給:トムス・エンタテイメント 公開日:2014年6月21日 上映時間:51分

LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標 [Blu-ray]

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 映画を観る前には、デザイン的に『旧ルパン』や『峰不二子という女』を意識した作りかと思っていました。『峰不二子という女』は不二子が主役で、ルパンたちは脇役という感じでした。この作品については次元中心のお話になっているのかと思いきや、ルパン三世という大枠の中での次元回という感じで、正統な『ルパン三世』の物語として楽しめました。内容としましては、テンプレな『新ルパン』のストーリー構成に、ハードボイルドな『旧ルパン』のテイストを掛け合わした作風。お約束のカーチェイスや、ルパンと次元の台詞の掛け合いが楽しめる、自分がルパンに期待している内容が盛り込まれていましたので満足な出来でした。

 ルパンと次元の掛け合いが面白いと感じられたのは、ルパン役である栗田さんの成長なしではありえなかったでしょう。1995年に劇場公開された『くたばれ!ノストラダムス』から、山田康雄さんに代わってルパン役を務めることになったクリカンさんこと栗田貫一さん。栗田さんに代わった当時は、「ここの台詞は山田さんに似てるな」と、ストーリーよりもモノマネのうまさを楽しみにルパンを見ていた感がありました。ここ最近は渋い演技にも説得力があり、一役者としての魅力が感じられるようになっていましたので、このタイミングでこういった役者同士の掛け合いが面白く感じられる作品が作られたこと、大変うれしく思いました。

 この作品の舞台挨拶が劇場公開初日の6月21日に新宿バルト9で行われました。声優陣からは栗田さんと、初めて舞台挨拶に登場した小林さんが参加。残念ながらチケットを手に入れられず、行くことは叶いませんでしたが、後日その模様が動画で公開されましたので見てみました。小林さんが「山田康雄のルパンの亡霊を振り払って、クリちゃんのらしいルパンに付け加えてもいいんじゃないかとそう私は思いますよね。頑張ってちょーだいよ!」と栗田さんへのコメント。その他にも小林さんがこの作品に懸ける思いについてのエピソードが話されたそうで、つくづく生で聴きたかったなと思うのでした。

 

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