輝きが向こう側へ!

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思いついたことをそのまま記事にしている何の脈略もないブログです。アニメやゲームの感想等を掲載。

【イベントレポート】柳原さんが捌ききれないほどのカオスな空間に『アニメJAM2017』

イベント詳細

アニメJAM2017 昼公演
開催日:2017/12/24
    開場13:00 開演14:00
会場:舞浜アンフィシアター(千葉県)
司会:
アメリカザリガニ(柳原哲也、平井善之)
出演:
『アイドルタイムプリパラ』より
伊達朱里紗、大地葉、山田唯菜、茜屋日海夏、山北早紀、i☆Ris
『異世界食堂』より
May'n、安野希世乃
『Wake Up, Girls! 新章』より
吉岡茉祐、永野愛理、田中美海、(青山吉能)、山下七海、奥野香耶、高木美佑
『劇場版トリニティセブン』より
松岡禎丞、原由実、内田彩、佐倉綾音、日笠陽子、柚木涼香、村川梨衣、東山奈央、ZAQ
『けものフレンズ』より
尾崎由香、小野早稀、佐々木未来、根本流風、田村響華、相羽あいな、築田行子、山下まみ、(内田彩)
『魔法陣グルグル』より
石上静香、小原好美、小西克幸、(大地葉)、藤井ゆきよ、ORESAMA
『妖怪ウォッチ』より
戸松遥、遠藤綾
『恋愛暴君』より
青山吉能、長野佑紀、(原由実)、大坪由佳

出演者感想まとめ


バーチャル空間からリアル空間へ


 例年であれば、WUGフェスの前に行われていたテレビ東京系アニメのイベント『アニメJAM』。今年は別日での開催となり、会場も舞浜アンフィシアターに変更されました。この会場には、WUG関連のイベントとSideM1stライブで来たことがあるので、4回目ぐらいになると思いますが、ステージ周りの席を経験したのは今回が初となりました。PSVRのゲーム『シンデレラガールズ ビューイングレボリューション』で最前列手前を疑似体験をしていたので、バーチャル空間からリアル空間へと移動した感覚が。見えてはいるけど使えなかった、ドリンクホルダーにペットボトルを置けるのはリアル空間ならでは。


セットリスト(ライブパート前半:2曲)


M01:Last Proof(劇場版トリニティセブン 主題歌)
   Last Proof(2017/01/25)より

   作詞・作曲・編曲・歌:ZAQ

M02:Seven Doors(トリニティセブン OP)
   Seven Doors(2014/11/29)より

   作詞・作曲・編曲・歌:ZAQ


 開演すると、渋い声での影ナレ(松岡さん)で各アニメタイトルを紹介し、代表の方がキャラクター声でそれに応えるという諸注意アナウンスを兼ねたものが流れました。この後、ZAQさんが登場。『Last Proof』『Seven Doors』の2曲が披露されました。会場に熱をという意味合いでの一番手。『Last Proof』ではあの口笛が。余りにも音程が安定している口笛なので、音源でも流しているのかと思うぐらい。もはや楽器。


柳原さんが捌き切れないほどのカオスな空間に


  司会を担当するのは、昨年から続投の柳原さんに平井さんが加わったアメリカザリガニのお2人。司会の呼び込みで出演者が登場し、ステージに集まってくるのですが、その出演者の数がとんでもないことに。合計で36名。(※ライブパート出演者を除く)出演者を呼べるだけ呼んでみた結果でしょうか。この会場のステージはそれほど大きくはないので、半円状となっているステージの端から端まで出演者が立ち並ぶ状況に、観客側として圧倒されるほどでした。全員が集まった後にチームの代表が挨拶をしたのですが、松岡さんがアイドルが多いからという理由で、アイドル声でのご挨拶。翔太というよりショタ声でした。一通りの挨拶が済んだところで恒例のクイズコーナーへ。各チームごとのテーブルが用意され、それぞれ着席。順番に解答を聞いていく記入式の問題であればそうでもないのですが、挙手制だった場合に、皆が皆しゃべりだすものですから、柳原さん捌ききれず。しかも、会場BGMの音量が大きすぎてか、柳原さんがそれぞれの声を聞き逃す場面が多々あり。そんな状況でもお構いなしに魔法陣グルグルチームがグイグイきたり、『ナナシス(大坪さん)』『アイナナ(田中さん)』といったテレビ東京と全く関係ないワードが飛び交う等、カオスな空間でありました。この様な出演者が多過ぎる状況では、自分の立ち位置を見つけられる方(戸松さんや大坪さん等デキル人)にスポットが。そんな中、早々に裏方(得点の配布係)に回って存在感を出した小西さんはさすがでした。

 各アニメ作品に関する問題が出題され、会場BGMがそれに合わせて変更されたのですが、一番盛り上がったのがWUGの『極上スマイル』。BGMだというのにWUGチームが歌いだし、観客はコールを。何故だかトリニティセブンチームの東山さんと内田さんが踊り出すというおかしな流れに。バブリーなダンスを披露していた東山さんは柳原さんにつっこまれていました。もしかすると、この場面が昼公演で一番盛り上がった瞬間だったのかもしれません。

 別に正解を出さなくても面白い解答であれば点数が入っていったので、各チームが得点を重ねていったのですが、最終的に7ポイントで同点のトリニティセブンチームとWUGチームがジャンケンで決着をつけることに。トリニティセブンチームの代表は早々に松岡さんと決まったものの、WUGチームはジャンケンで代表を選出。「嫌だ嫌だ!」と嫌がりながらも前へと進んだ田中さんが代表に。松岡さんと田中さんがジャンケン。結果、トリニティセブンチームが優勝。Gショックがそれぞれにプレゼントされました。得点確認での出来事。得点が少ないのに「10ポイントです」と平然と答える遠藤綾さんはまるで、おそ松さんのトト子の様でした。


セットリストについて(ライブパート後半:13曲)


M03:流星ダンスフロア(魔法陣グルグル OP2)
   流星ダンスフロア(2017/10/25)より

   作詞:ぽん
   作曲・編曲:小島英也

   歌:ORESAMA

M04:Trip Trip Trip(魔法陣グルグル OP1)
   Trip Trip Trip(2017/07/26)より

   作詞:ぽん
   作曲・編曲:小島英也

   歌:ORESAMA

M05:「スキ」を教えて(恋愛暴君 ED)
   「スキ」を教えて(2017/05/24)より
    作詞・作曲・編曲:ゆうゆ

    歌:smileY inc.

M06:One In A Billion(異世界食堂 OP)
   One In A Billion(2014/11/19)より
   作詞:藤林聖子
   作曲:渡辺未来
   編曲:R・O・N

   歌:Wake Up, May’n!

M07:Last Christmas(Wham! カバー)
   Last Christmas(1984/12/15)より

   作詞・作曲・編曲:George Michael
   歌:Wake Up, May’n!

M08:ちいさなひとつぶ(異世界食堂 ED)
   涙。(2017/07/26)より

   作詞:西直紀
   作曲:さかいゆう
   編曲:河野伸

   歌:安野希世乃

M09:Make it!(プリパラ OP1)
   Make it!(2014/08/20)より
   作詞:森月キャス
   作曲・編曲:渡辺徹

   歌:i☆Ris

M10:Shining Star(プリパラ OP9)
   Shining Star(2017/03/08)より
   作詞:丸山真由子、森月キャス

   作曲:丸山真由子
   編曲:清水武仁

   歌:i☆Ris

M11:大空ドリーマー(けものフレンズ 挿入歌)
   ようこそジャパリパークへ(2017/02/08)より
   作詞・作曲・編曲:halyosy

   歌:PPP

M12:フレ!フレ!ベストフレンズ(けものフレンズぱびりおん テーマ曲)
   フレ!フレ!ベストフレンズ(2017/12/13)より
   作詞・作曲・編曲:大石昌良

   歌:どうぶつビスケッツ×PPP

M13:ようこそジャパリパークへ(with かばん)(けものフレンズ OP)
   Japari Cafe(2017/06/07)より
   作詞・作曲・編曲:大石昌良

   歌:どうぶつビスケッツ+かばんwithマーゲイ×PPP

M14:恋?で愛?で暴君です!(恋愛暴君 OP)
   恋?で愛?で暴君です!(2017/05/24)より
   作詞:畑亜貴
   作曲・編曲:田中秀和

   歌:Wake Up, Girls!

M15:7 Senses(Wake Up, Girls! 新章 OP)
   7 Senses(2017/11/29)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:田中秀和

   歌:Wake Up, Girls!


 ライブパート後半。正直な話、アニメは、WUGとけものフレンズぐらいしか観ていなかったのですが、曲自体は知っていましたので問題なく楽しめました。ライブパート後半のスタートを飾ったのはORESAMA。『流星ダンスフロア』はタイトル通りでノリが良いダンスナンバー。テクノなアレンジがあいまった曲調が好み。続いて、smileY inc.。キャラ声ではない大坪さんの歌が聴ける久々の機会。本人は本人で別の魅力があることに改めて気付かされました。Wake Up, May’n!はライトアップされたセリから登場。May'nさんが参加された『One In A Billion』を聴くのは初めてで、こちらも有り難い機会となりました。2曲目はWham!のカバー『Last Christmas』。Wham!はWUG!の名前の元ネタでもあるのですが、May'nさんがうれしそうにその話をしていたのが印象的でした。歌の最中、英語の歌詞ですので、自分たちのパートが歌い終わって、苦笑いというかホッと安堵してお互いの顔を見合している奥野さんと山下さん。ふと、プロンプターに目を移しましたら、英語の歌詞の下にカタカナが。なんだかニヤリとしてしまいました。

 安野さんの『ちいさなひとつぶ』。歌詞が頭にすーっと入ってきたのは、歌詞を大切にして歌われていたからでしょう。彼女の人柄が感じられる優しい歌声に聞き惚れました。この穏やかな曲の後に来るのがなんと、i☆Risの『Make it!』。これまで息を潜めていたファンの方たちのテンションが爆発したようで、隣の方の大きな手振りがこちらの視界を遮る遮る。これには、なんでこんなに極端なのだろうと思うばかり。『Make it!』からの『Shining Star』で、プリパラの最初と最後のオープニングが披露されました。

 けものフレンズは計3曲披露。その中では、事前登録受付中のゲーム『けものフレンズぱびりおん』のテーマ曲である『フレ!フレ!ベストフレンズ』は初聞き。作詞・作曲は大石昌良さんなのですが、どことなくゴダイゴのある曲を彷彿とさせるような。(※オジサンにしか分からない例え)『ようこそジャパリパークへ(with かばん)』では内田さんと山下さんが合流。残念ながらフェネック役の本宮佳奈さんが不参加でしたが、けものフレンズのイベントでもないのに、このメンバーでこの曲が聴けるとはお得感がありました。そして、ようやくカバーではなく、本物を聴くことができました。

 ライブパートのトリはWUG。『恋?で愛?で暴君です!』『7 Senses』の2曲が披露されました。『7 Senses』を初めて聴いたのはWUGの4thライブツアー初日のこと。今ではすっかり新章のオープニング曲として定着。ライブでの動きがトレースされたCGアニメを観た後に、同じ衣装を着たメンバーでのパフォーマンスが観られるというのは、初めて聴いたときには感じられなかったキャラクターとのリンクが、改めて感じられて興味深かったでした。


勿体無く感じるほどの豪華な出演者


 ライブパート後半終了後、再び出演者が集合し、写真撮影を終えたところで各作品の代表者が最後のご挨拶。「アニメJAM!!!」の掛け声でイベントが終了しました。今回は毎年行われていた朗読劇がなし。その分をライブに時間をとったのでしょうか。いつもながらに、出演者が多すぎてワチャワチャしているイベントでしたが、出演者それぞれを見ていくと勿体無く感じるほどの豪華な面々。遠藤さんとMay'nさんの両シェリル・ノームが、アイマス的には柚木さんと戸松さんで日高親子が揃っていたりして、ふと公演中に気付くのですが、当前絡みがあるわけでもなく、それで盛り上がるでもなし。ところ変わればだなと思うのでした。そういえば、公演中に視線を感じて、そちらに目線を動かすことが2回あったのですが、どちらもi☆Risの山北早紀さん。こちらを見ていたというか、付近に視線を送っていただけなのでしょうけれども、彼女の眼力。これがアイドル力かと思ったりもしました。振り返ってみますと、なんだかんだで楽しめたのでした。

【ライブレポート】リーダーの移り変わりに時の経過が感じられた『Wake Up, Girls!Festa. 2017 TRINITY』

イベント詳細

Wake Up, Girls!Festa. 2017 TRINITY
開催日:2017/12/10
    開場12:00 開演13:00
会 場:幕張メッセ 国際展示場(千葉県)
料 金:7,800円
出演者:
<Wake Up, Girls!>
吉岡茉祐、永野愛理、田中美海、青山吉能、
山下七海、奥野香耶、高木美佑
<I-1club>
山本希望、加藤英美里、津田美波、福原香里、
明坂聡美、安野希世乃、上田麗奈
<ネクストストーム>
大坪由佳、安済知佳、高野麻里佳、甘束まお

出演者感想まとめ


隔年での野球対決は無事行われず


 今年で4回目となるWUGフェス。最初は1回きりのイベントなのかと思っていたのですが、いつのまにやら毎年恒例のイベントに。会場はいつもの幕張メッセ 国際展示場。そもそもが展示場ですので、フラットな敷地にパイプ椅子を並べられた形。それを考慮してか、メインステージは高めに設置されており、センターステージへの花道の途中はくだり坂となっていました。このステージ構成はいつも通り。自分の席はセンターステージ正面のB3ブロック後方。全体を見渡すには一番良いポジションだったように思いました。特にトロッコの停車位置がB3ブロック後方の通路でしたので、出演者の皆さんを間近で見ることができたのは有り難いかぎりでした。それにしても、会場に入った途端、Aqoursの『HAPPY PARTY TRAIN』(ANiUTaのCM)が聴こえてきたのには驚かされました。

 開演時間になりモニターに流れた映像は『お約束体操 4ヶ国語バージョン』。英語は田中さん、中国語は高木さん、フランス語は永野さん、ドイツ語は青山さん。日本語字幕が画面下に表示されていましたので、話している内容は分かりましたが、カンペをガンミしながら外国語に苦戦している皆の様子に、話の内容が全然入ってこなかったのでした。(本来の諸注意は開演前に行われていたので問題はないかと)


セットリスト(全20曲)

M01:7 senses
   7 senses(2017/11/29)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:田中秀和

   歌:Wake Up, Girls!

M02:君とプログレス 初披露
   君とプログレス/Jewelry Wonderland(2018/01/31)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:広川恵一

   歌:I-1club

M03:レザレクション
   レザレクション(2016/01/13)より
   作詞:辛矢凡
   作曲・編曲:帆足圭吾

   歌:ネクストストーム

M04:タチアガレ!
   Wake Up, Best!(2015/03/18)より
   作詞:辛矢凡
   作曲・編曲:神前暁

   歌:Wake Up, Girls!

M05:素顔でKISS ME
   少女交響曲(2015/08/26)より
   作詞:只野菜摘
   作曲:田中秀和
   編曲:広川恵一
   歌:Wake Up, Girls!

M06:無限ILLUSION 初披露
   Wake Up, Best!2(2016/03/25)より
   作詞:吉田詩織
   作曲・編曲:立山秋航
   歌:ネクストストーム

M07:リトル・チャレンジャー
   リトル・チャレンジャー(2014/03/26)より
   作詞:辛矢凡
   作曲・編曲:田中秀和
   歌:ネクストストーム

M08:DATTE
   リトル・チャレンジャー(2014/03/26)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:広川恵一
   歌:安野希世乃

M09:同じ夢を見てる 初披露
   雫の冠(2017/11/29)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:岡部啓一
   歌:大坪由佳、吉岡茉祐

M10:ゆき模様 恋のもよう

   恋?で愛?で暴君です!(2017/05/24)より
   作詞:只野菜摘 作曲・編曲:広川恵一
   歌:Wake Up, Girls!

M11:16歳のアガペー
   16歳のアガペー(2014/12/03)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:広川恵一
   歌:Wake Up, Girls!

M12:止まらない未来
   運命の女神(2015/11/11)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:広川恵一

   歌:I-1club

M13:Jewelry Wonderland 初披露
   君とプログレス/Jewelry Wonderland(2018/01/31)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:広川恵一
   歌:I-1club

M14:言の葉 青葉

   言の葉 青葉(2014/02/26)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:岡部啓一

   歌:Wake Up, Girls!


M15:雫の冠
   雫の冠(2017/11/29)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:岡部啓一

   歌:Wake Up, Girls!

M16:少女交響曲
   少女交響曲(2015/08/26)より
   作詞:辛矢凡
   作曲・編曲:田中秀和

   歌:Wake Up, Girls!

M17:Beyond the Bottom
   Beyond the Bottom(2015/12/09)より
   作詞:辛矢凡
   作曲・編曲:田中秀和

   歌:Wake Up, Girls!

EN1:ワグ・ズーズー
   Wake Up, Best!(2015/03/18)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:高橋邦幸
   歌:Wake Up, Girls!

EN2:7 Girls War
   7 Girls War(2014/02/26)より
   作詞:辛矢凡
   作曲:神前暁、田中秀和
   編曲:田中秀和
   
歌:Wake Up, Girls!

EN3:極上スマイル
   極上スマイル(2014/04/23)より
   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:田中秀和
   歌:出演者全員



 SUPER LIVEと銘打った昨年が全15曲で今年は全20曲。前回は最後の挨拶を全員で行っていたのを、リーダー(津田さん・大坪さん・青山さん)が代表して行いましたので、その分、ライブに時間が使われたようです。個人的には、個々の感想が聞きたい想いがあるのですが、「その時間をライブに!」という方にとってはうれしい配慮だったのでは。I-1clubのリーダーとしての津田さんの挨拶には、WUG新章の展開にあわせられていて、リーダーの移り変わりに時の経過が感じられました。『君とプログレス』でのセンターは山本さん。『止まらない未来』のあとのMC担当は加藤さん。そして最後は津田さんと、このイベントの流れの中で歴代リーダーの見せ場があったのでした。

 初披露曲は、I-1clubの新曲『君とプログレス』『Jewelry Wonderland』、ネクストストームは、まさかまさかの男鹿なまはげーず曲をカバー『無限ILLUSION』、WUG新章の劇中歌『同じ夢を見てる』の4曲。I-1club、ネクストストームもそうですが、メンバーが集まってライブを行う機会が年に1回しかないのにも拘らず、新曲披露でさらにはフォーメーションダンス。『Jewelry Wonderland』についてはトロッコ上での披露でしたけれども、ちゃんと振りがあって、披露された曲数自体は少なかったものの、しっかりとI-1clubの存在感をアピールされていました。『無限ILLUSION』については、ベストアルバム『Wake Up, Best!2』に収録されていたものはショートバージョンでしたが、フルでの披露。この曲にフル尺があったとは。ナマハゲのお面を付けてネクストストームが登場し、「泣く子はいねがー!」と、インパクトの塊りでした。『同じ夢を見てる』では、吉岡さんと大坪さんが制服姿に。曲終わりには劇中のやりとりが再現され、暗転した際には2人が手を繋いだ状態でステージからはけていきました。この一連の流れを見て、今年1月に上演された舞台が思い出されました。WUG新章の4,5話を再構成しての舞台化、ありなんじゃないでしょうか。

 初披露曲ではないですが、安野さん本人歌唱による『DATTE』が久々に披露されました。1stライブツアー仙台公演(2014年9月7日開催)ぶりで、3年以上経過しての再披露に。当時は田中さんとのデュエットでしたので、ソロでは初披露となりました。花柄の着物姿で演歌を歌い上げる姿。思い返しますと、WUGのアニメが続いていなかったら観ることができなかった光景だったのかもしれません。

 例年であれば今後が決まっていない崖っぷちな状況の中でのイベント開催でしたが、今年はアニメが放送中ですのでライブに専念できたのでは。ユニットとして活動し続けているWUGについては、ユニットとしての連帯感が見るからに感じられ、これが長年続けてきた強みかと改めて思わされました。今回のライブはセトリがうまくまとまっていて、日髙さん等からのビデオメッセージもあり、今年がWUGフェス最高の出来だったかもしれません。(映像とはいえ、日髙さんの声がWUGのイベントで聞けたのは初だったのでは)来年ともなると、WUGがどのような状況になるのか想像がつきませんが、またこの場に戻って来られることを期待したいです。まだ、Run Girls, Run!の3人が出演していませんしね。今回、サプライズで登場するかと思いきや、ビデオメッセージのみの出演。彼女たちのパフォーマンスを実際に見られた方は分かると思いますが、実力不足だから今回の出演が見送られたということではないので、彼女らの今後の活躍についても注目していきたいと思います。

【ネタバレ・感想】メイキング映像だけで1本映画ができてしまいそう『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』

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タイトル:KUBO/クボ 二本の弦の秘密
制作会社:ライカ
監督:トラヴィス・ナイト
脚本:マーク・ハイムズ 、 クリス・バトラー
制作:トラヴィス・ナイト、アリアンヌ・サットナー
音楽:ダリオ・マリアネッリ
キャスト:クボ/アート・パーキンソン、他
配給:ギャガ 公開日:2017年11月18日 上映時間:103分

三味線の音色で折り紙に命を与え、意のままに操る不思議な力を持つ少年・クボ(声:アート・パーキンソン)。幼い頃、闇の魔力を持つ祖父に狙われ、彼を助けようとした父親は命を落とした。その時、片目を奪われたクボは、母と一緒に最果ての地まで逃れたものの、更なる闇の刺客によってその母までも失ってしまう。追手である闇の魔力から逃れつつ、父母の仇を討つ準備を進めるクボ。その道中、面倒見の良いサル(声:シャーリーズ・セロン)と、ノリは軽いが弓の名手のクワガタ(声:マシュー・マコノヒー)を仲間に加える。やがて、闇の魔力から執拗に狙われる理由が、最愛の母がかつて犯した悲しい罪にあることを知る……。

MovieWalker


 和テイストが全面に推されている本作。絵だけを見た印象ではアーティスティックで高尚なお話なのかと思っていたのですが、本質は王道な西洋風冒険活劇。折り紙を魔法のアイテムにしたり、祖先の霊が還るお盆を物語に組み込むなど、日本的なものを取り込んではいるものの、和のエッセンスはほどほどにされていた印象が。見た目は和なのですが、登場キャラクターたちのやりとりは、アメリカ映画特有のウィットにとんだもの。日本的な『わびさび』をそのやりとりの中に入れすぎてしまうと、物語として辛気臭くなりがちなので、全国公開される映画としての普遍性を考えると正解なのかもしれません。

 映画のタイトルである『KUBO(クボ)』とは、主人公の名前。クボという言葉の響きから、苗字かと思いきや名前。製作者が日本人ではないのでありがちなミステイク。とはいえ、タイトルが『タケシ』とかでしたら、インパクトがなかったでしょうし、引っ掛かりがあるという点では良かったのでは。逆のパターンとして、日本人が海外の物語を作成した時に、名前が古臭いと感じられることがあるそうです。名前も文化の一部。その場で生活しないと知り得ないことが沢山あるのでしょう。

 何の情報もなしにこの映画を観た場合、普通にCGアニメと見紛うと思いますが、ストップモーションアニメです。ストップモーションアニメと一言でいうと分かりづらいですが、コマ撮りした人形劇と表現すると分かりやすいのでは。その撮影したものに、CGを合成して作られたものが本作となります。1枚1枚コマ撮りするわけですから大変な作業量。しかしながら、動きの滑らかさとCGを掛け合わせたことにより、人形劇感がほとんど感じられないという。エンディングクレジットの際にメイキング映像が流れたことで、そうなんだよなと改めて思うほどでした。あまりにも凄いことをしていると、それと気付かないのです。物語を楽しむ上で気付くか気付かないかは関係ないのですが、メイキング映像を観てしまいますと、各シーンをどのようにして撮影したのか気になるばかり。この映像だけで1本の映画ができてしまいそうだと感じたのでした。


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