輝きが向こう側へ!

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思いついたことをそのまま記事にしている何の脈略もないブログです。アニメやゲームの感想等を掲載。

【ネタバレ・感想】1本の映画として成立した第2期の再構成版『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』

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 2007年6月4日に京都で開催された「『響け!ユーフォニアム2』スペシャルトークイベント~1・2年生合同!宇治でお祭りフェスティバル~」。このイベントにて、映画3作品の公開が発表。この発表はサプライズで行われ、黄前久美子役の黒沢ともよさんは、スクリーンの映像を観ながら感動のあまり膝から崩れ落ちていました。こんな劇的な感動の仕方が現実にあるのかと思った日からから4ヶ月が経過。TVシリーズ2期を基に再構成された『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』を舞台挨拶付上映で観覧しました。


タイトル:劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~
総監督:石原立也 監督:小川太一 脚本:花田十輝 音楽:松田彬人
キャラクターデザイン:池田晶子 シリーズ演出:山田尚子 
キャスト:黄前久美子/黒沢ともよ、田中あすか/寿美菜子 他
配給:松竹 公開日:2017年9月30日 上映時間:1時間45分 

劇場版 響け! ユーフォニアム ~届けたいメロディ~ [Blu-ray]

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吹奏楽コンクール全国大会出場を控えた北宇治高校吹奏楽部。秋の涼しげな気配が近づいた頃、3 年生の田中あすかの退部話が持ち上がる。皆が頼りにしているあすかの思いがけない話に、部員たちの間で動揺が広がる中、彼女と同じくユーフォニアムを担当する1年生の久美子はある行動に出る。

MovieWalker

 

 

最近の流行であるフォトセッション

 
 本編が始まる前にフォトセッションムービーが流れました。これは指定された場面のみ写真撮影OK・SNS等での投稿OKというもので、そのことの説明映像なのでした。自分が観たのは2年生組が登場する映像で、上映周ごとにそれぞれ違う場面が撮影できるようでした。こういったフォトセッションがあるのは最近の流行のようで、宣伝効果が期待できるのですかね。

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1本の映画として成立した第2期の再構成版


 前作がTVシリーズ第1期の再構成版で今作は第2期の内容となるのですが、前作が第1期全体を踏襲した内容だったのに比べて、今作ではかなり焦点が絞られた内容となっていました。第2期の序盤、鎧塚みぞれと傘木希美との関係性を描いた流れをバッサリカット。(映画2作目が彼女らの話なので、その為のカットと思われる)終盤の田中あすかの退部話と、前作ではバッサリカットされていた黄前久美子の姉、麻美子との関係性に焦点が。ですので、前作から今作に続いた内容ではなく、あくまで、それぞれのTVシリーズの根幹となす内容を映画化したものとなっていました。前作がTVシリーズのおさらい的な内容であるのに対して、今作は1本の映画としてしっくりした作り。追加シーンとして、あすかの幼少期のエピソードを挟み、より焦点がクッキリした内容に。第2期を観ていなくても楽しめるのではないでしょうか。

 

劇場で観る最大のメリットは

 
 前作同様の話になるのですが、長尺になったことで演奏シーンに尺が使えるようになり、さらには劇場ならではのサラウンドでそれが楽しめます。この作品を劇場で観る最大のメリットはここにあります。さらには、再アフレコが行われていますので、ストーリーを熟知した上での演技も見所でしょう。そもそもこの作品は、黒沢さんを主軸とした座組がとても良いので、その再演が楽しめるのもまた大きい。熱演となった、久美子とあすかの掛け合いを再び観るために劇場に足を運んだと言っても過言ではないでしょう。

 

かつて第1期第1話が先行上映された地での舞台挨拶

 
 上映後の舞台挨拶には学制服姿の、黄前久美子役黒沢ともよさん、加藤葉月役朝井彩加さん、川島緑輝役豊田萌絵さん、高坂麗奈役安済知佳さん、そして、小川太一監督の5名が登壇。総監督である石原立也さんがいかにも監督といった感じであったのに対して、小川監督は男性声優さんが来たのかなと思うほど若々しい印象でした。MOVIX京都での舞台挨拶でしたが、この劇場がTVシリーズ第1期第1話の先行上映をした場所。あの頃は皆さんが会って間もない頃でよそよそしかったそうです。その先行上映に来られていた方がいるのかと手を上げて貰っていたのですが、何人か手を上げられていました。その頃からずっと追いかけ続けている方がいるとは凄いものです。

 京都での舞台挨拶ということで、劇中の舞台でもあるのでその話題に。監督からは、通勤でいつも通っていた交差点が劇中に登場しているということや、安済さんからは、大吉山にまだ行った事が無いので行ってみたいという話題が挙がりました。大吉山は現在、夜間に登れなくなっているのですが、撮影として市の職員さんと一緒であれば問題ないのではないかという話に。さらに話が飛躍し、 久美子たちが通う学校のモデルとなった菟道高校にも行ってみたいという話になったのですが、現役の高校生がいる中で制服姿はきついのではないかとの懸念が。この時に監督が「きつい…」とオフマイクでつぶやいてしまうのでした。

 舞台挨拶でありながら、ラジオ番組みたくコーナーが。ボックスからキャラクター名が記載された紙を引いて、そのキャラクターの未来予想をするというコーナー。黄前久美子と吉川優子の未来予想をすることになったのですが、久美子については母親と同じ道を進みそうだと、女性ならではのリアルな未来予想が展開されたのでした。

 

そして、次の曲が始まるのです


 この舞台挨拶でも宣伝されていましたが、10月22日にロームシアター京都にて『「響け!ユーフォニアム」公式吹奏楽コンサート~北宇治高校吹奏楽部 第2回定期演奏会~』が開催予定。(当時は夜の部のチケットが余っていたものの現在は完売)その後も劇場版2作品が公開予定ですので、これからも『次の曲』が聴き続けられそうです。特に、1年生組が2年生になった後を1本の映画として、どう描くのかが気になるところ。新部長となるデカリボン先輩の大活躍に期待です!(そこ??)

【イベントレポート】カッコイイ・カワイイよりもオモシロイが思い出される『小山剛志カラオケ企画第4弾カラオケMAX』

イベント詳細

小山剛志カラオケ企画第4弾カラオケMAX
開催日:2017/09/23
    昼開演13:30 夜開演18:00
会 場:市川市文化会館(千葉県)
料 金:6,500円(一般)、
    9,500円(プレミアムシート)
出演者:小山剛志
(昼の部)
内田雄馬、花江夏樹、古川慎、八代拓、明坂聡美、遠藤ゆりか、諏訪彩花、花守ゆみり、ジョイまっくすぽこ
(夜の部)
伊東健人、中島ヨシキ、仲村宗悟、村瀬歩、石田晴香、秦佐和子、高橋未奈美、Machico

出演者感想まとめ


 声優の小山剛志さんがプロデュースするカラオケ企画『カラオケMAX』。2月に開催された第3段から半年経ち、早くも第4段が開催されました。このイベントには前回も参加しましたが、女性:7 男性:3ぐらいだった割合が、女性:8 男性:2ぐらいになっていたかも。出演者に、SideM関係者が合計で7名もいますので、SideMのイベントに参加されている層がそのままスライドしたのかもしれません。

 

 

セットリスト(昼の部)

M01:Don't say "lazy" [桜高軽音部](2009)
   作詞:大森祥子
   作曲:前澤寛之
   編曲:小森茂生
   歌:小山剛志

M02:英雄 運命の詩 [EGOIST](2017)
   作詞・作曲・編曲:ryo
   歌:花守ゆみり

M03:いちごコンプリート [千佳、美羽、茉莉、アナ](2005)
   作詞:くまのきよみ
   作曲・編曲:渡辺剛

   歌:八代拓

M04:めざせポケモンマスター [松本梨香](1997)
   作詞:戸田昭吾
   作曲:たなかひろかず
   編曲:渡部チェル

   歌:諏訪彩花

M05:スリラー [マイケル・ジャクソン](1983)
   作詞・作曲・編曲:ロッド・テンパートン
   歌:内田雄馬

M06:L.L.L. [MYTH & ROID](2015)
   作詞・作曲・編曲:MYTH & ROID
   歌:遠藤ゆりか

M07:天樂 [鏡音リン](2012)
   作詞・作曲・編曲:ゆうゆ
   歌:古川慎

M08:ボーイフレンド [aiko](2000)
   作詞・作曲:aiko
   編曲:島田昌典

   歌:明坂聡美

M09:クラスで一番スゴイやつ [ブラブラブラボーズ]
   作詞:ブラブラブラボーズ
   作曲・編曲:山崎利明

   歌:花江夏樹


<バンド曲>
M10:THE DAY [ポルノグラフィティ](2016)
   作詞・作曲:新藤晴一
   編曲:江口亮・Porno Graffitti

   歌:花守ゆみり

M11:女々しくて [ゴールデンボンバー](2009)
   作詞・作曲・編曲:鬼龍院翔
   歌:八代拓、内田雄馬、花江夏樹、古川慎

M12:じょいふる [いきものがかり](2009)
   作詞・作曲:水野良樹
   編曲:田中ユウスケ、近藤隆史

   歌:諏訪彩花、ジョイまっくすポコ

M13:前前前世 [RADWIMPS](2016)
   作詞・作曲・編曲:野田洋次郎
   歌:古川慎

M14:群青日和 [東京事変](2004)
   作詞:椎名林檎
   作曲: H是都M
   編曲:東京事変

   歌:明坂聡美

M15:sailing day [BUMP OF CHICKEN](2003)
   作詞・作曲:藤原基央
   編曲:BUMP OF CHICKEN

   歌:花江夏樹

M16:甲賀忍法帖 [陰陽座](2005)
   作詞・作曲:瞬火
   編曲:陰陽座

   歌:遠藤ゆりか

M17:Can Do  [GRANRODEO](2012)
   作詞:谷山紀章
   作曲・編曲:飯塚昌明

   歌:内田雄馬


<モノマネ(1コーラス)>
M18:三日月 [絢香](2006)
   作詞:絢香
   作曲:西尾芳彦、絢香
   編曲:L.O.E

   歌:諏訪彩花

M19:あんずのうた [双葉杏](2012)
   作詞:八城雄太、佐藤貴文
   作曲・編曲:佐藤貴文

   歌:花守ゆみり、遠藤ゆりか

M20:ロマンス [PENICILLIN](1998)
   作詞:HAKUEI
   作曲:PENICILLIN
   編曲:PENICILLIN、重盛美晴

   歌:古川慎

M21:flower [L'Arc〜en〜Ciel](1996)
   作詞・作曲:hyde
   編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Takao Konishi

   歌:内田雄馬

M22:GLAMOROUS SKY [NANA starring MIKA NAKASHIMA](2005)
   作詞:AI YAZAWA
   作曲:HYDE
   編曲:HYDE、KAZ

   歌:遠藤ゆりか

M23:もののけ姫 [米良美一](2004)
   作詞:宮崎駿
   作曲・編曲:久石譲

   歌:明坂聡美

M24:最愛 [福山雅治](2009)
   作詞・作曲:福山雅治
   編曲:福山雅治、井上鑑

   歌:八代拓

M25:秋桜 [さだまさし](1977)
   作詞・作曲:さだまさし
   編曲:萩田光雄

   歌:花江夏樹


<コラボ>
M26:ライオン [シェリル・ノーム、ランカ・リー](2008)
   作詞:Gabriela Robin
   作曲・編曲:菅野よう子

   歌:諏訪彩花、花守ゆみり

M27:DANZEN! ふたりはプリキュア [五條真由美](2004)
   作詞:青木久美子
   作曲:小杉保夫
   編曲:佐藤直紀

   歌:花江夏樹、八代拓

M28:ミモザ [ゴスペラーズ](2004)
   作詞:安岡優
   作曲:黒沢薫、佐々木真里
   編曲: 清水信之

   歌:内田雄馬、古川慎

M29:BLACK SHOUT [Roselia](2017)
   作詞:織田あすか
   作曲:上松範康
   編曲:藤永龍太郎

   歌:明坂聡美、遠藤ゆりか


E01:ようこそジャパリパークヘ [どうぶつビスケッツ×PP](2017)
   作詞・作曲・編曲:大石昌良
   歌:出演者全員


セットリスト(夜の部)

M01:DESIRE -情熱- [中森明菜](1986)
   作詞:阿木燿子
   作曲:鈴木キサブロー
   編曲:椎名和夫

   歌:小山剛志

M02:裏表ラバーズ [初音ミク](2009)
   作詞・作曲・編曲:wowaka
   歌:Machico

M03:READY!! [765PRO ALLSTARS](2011)
   作詞:yura
   作曲・編曲:神前暁

   歌:仲村宗悟

M04:タッチ [岩崎良美](1985)
   作詞:康珍化
   作曲・編曲:芹澤廣明

   歌:高橋未奈美

M05:カノン [宮野真守](2013)
   作詞・作曲:上松範康
   編曲:藤田淳平

   歌:中島ヨシキ

M06:千本桜 [初音ミク](2011)
   作詞・作曲・編曲:黒うさP
   歌:石田晴香

M07:天城越え [石川さゆり](1986)
   作詞:吉岡治
   作曲:弦哲也
   編曲:桜庭伸幸

   歌:村瀬歩

M08:檄!帝国華撃団 [真宮寺さくら & 帝国歌劇団](1996)
   作詞:広井王子
   作曲:田中公平
   編曲:根岸貴幸

   歌:秦佐和子

M09:蝋人形の館 [聖飢魔II](1986)
   作詞・作曲・編曲:ダミアン浜田
   歌:伊東健人


<アイドルの曲>
M10:Love so sweet [嵐](2007)
   作詞:SPIN
   作曲:youth case
   編曲:Mugen

   歌:仲村宗悟

M11:Yeah! めっちゃホリディ [松浦亜弥](2002)
   作詞・作曲・編曲:つんく
   歌:Machico

M12:青い珊瑚礁 [松田聖子](1980)
   作詞:三浦徳子
   作曲:小田裕一郎
   編曲:大村雅朗

   歌:高橋未奈美

M13:1/2の神話 [中森明菜](1983)
   作詞:売野雅勇
   作曲:大沢誉志幸
   編曲:萩田光雄

   歌:石田晴香

M14:星間飛行 [ランカ・リー](2008)
   作詞:松本隆
   作曲・編曲:菅野よう子

   歌:秦佐和子

M15:アシンメトリー [堀江由衣](2015)
   作詞:atsuko
   作曲:atsuko・KATSU
   編曲:KATSU

   歌:村瀬歩

M16:大石のテリトリー [テニスの王子様](2007)
   作詞:三ツ矢雄二
   作曲・編曲:佐橋俊彦

   歌:伊東健人

M17:ドリームパレード [i☆Ris](2015)
   作詞:渡辺徹、森月キャス
   作曲・編曲:渡辺徹

   歌:中島ヨシキ


<モノマネ(1コーラス)>
M18:にっぽん昔ばなし [花頭巾](1975)
   作詞:川内康範
   作曲:北原じゅん
   編曲:小谷充

   歌:仲村宗悟

M19:ポルカ・オ・ドルカ [ニャース](2003)
   作詞:戸田昭吾
   作曲・編曲:たなかひろかず

   歌:Machico

M20:Komm, süsser Tod〜甘き死よ、来たれ [ARIANNE](1997)
   日本語原詩:Hideaki ANNO
   英訳:Mike WYZGOWSKI

   作曲・編曲:Shiro SAGISU
   歌:村瀬歩

M21:慟哭 [工藤静香](1993)
   作詞:中島みゆき
   作曲・編曲:後藤次利

   歌:石田晴香

M22:君は薔薇より美しい [布施明](1979)
   作詞:門谷憲二
   作曲・編曲:ミッキー吉野

   歌:中島ヨシキ

M23:月光 [鬼束ちひろ](2000)
   作詞・作曲:鬼束ちひろ
   編曲:羽毛田丈史

   歌:秦佐和子

M24:winter fall [L'Arc〜en〜Ciel](1998)
   作詞:hyde
   作曲:ken
   編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano

   歌:伊東健人

M25:DRIVE A LIVE [DRAMATIC STARS](2015)
   作詞・作曲:柿埜嘉奈子
   編曲:滝澤俊輔

   歌:高橋未奈美
   ダンサー:伊東健人、中島ヨシキ、仲村宗悟、村瀬歩



<コラボ>
M26:AM11:00 [HY](2003)
   作詞・作曲・編曲:TUN
   歌:石田晴香、秦佐和子

M27:硝子の少年 [KinKi Kids](1997)
   作詞:松本隆
   作曲・編曲:山下達郎

   歌:伊東健人、仲村宗悟

M28:コネクト [ClariS](2011)
   作詞・作曲:渡辺翔
   編曲:湯浅篤

   歌:高橋未奈美、Machico

M29:革命デュアリズム [水樹奈々×T.M.Revolution](2013)
   作詞:Hibiki
   作曲:上松範康
   編曲:岩橋星実

   歌:中島ヨシキ、村瀬歩


E01:ヘビーローテーション [AKB48](2010)
   作詞:秋元康
   作曲:山崎燿
   編曲:田中ユウスケ

   歌:出演者全員


 昼・夜の部ともに曲数は同じで30曲ずつ。公演時間は2:40。イベント冒頭では小山さんからお詫びが。プレミアムシートを購入された方には特典グッズが用意される予定でしたが、4つのグッズの半分(タオル・ショッパー)が当日に間に合わず、後日配送されるということに。


ー 花守ゆみりさん ー

 マネージャーさんが作成されたという英雄風な衣装で登場。1人舞台衣装的で目立ちました。これまで見てきた可愛さではなく、勇ましさが感じられる選曲でしたので、そのギャップが楽しめたのが良かったですし、なにより歌がうまい。モノマネで歌われたのは『あんずのうた』。この曲の披露の前に、カラオケに先入れしている曲目リストがスクリーンに一瞬出てしまった為に、歌うとなったときの衝撃が少し損なわれてしまいましたが、モノマネ自体は似ていたので、それに対して会場からは驚きの歓声が。途中から遠藤さんがコール要員として乱入。さらに盛り上がりをみせました。


ー 八代拓さん ー

 初っ端から飛ばしていた八代さん。ドンキで当日買ってきたというイチゴの被り物をして登場し、可愛い?歌声で『いちごコンプリート』を披露。何故だかこの曲で跳躍力を魅せていました。『女々しくて』ではダンスで疲弊し、途中から男性陣に歌ってもらい、エアーイケボ状態でほとんど歌っていなかったという。モノマネでは、いつもの森久保祥太郎さんではなく、福山雅治の『最愛』を…と思いきや、途中で様子がおかしくなり、やっぱり森久保さんっショ!という流れに、コラボでは花江さんと『DANZEN! ふたりはプリキュア』と、ネタに走り続けた八代さんでありました。


ー 諏訪彩花さん ー

 『めざせポケモンマスター』では、オーキド博士の台詞部分がコールに。皆知っている曲だけあって盛り上がりました。バンド曲では、前回、伊藤美来さんが歌われた『じょいふる』を選曲。これはもしやと思いましたら、やはりジョイまっくすポコさん登場。ジョイさんはまたも「JOY、JOY」言うだけで退場されました。(その後、内田さん・古川さん・花守さんの誕生日ケーキを持ってこられる役目で再登場)コラボでは、花守さんと『ライオン』を。背中合わせになって歌うところが印象に残りました。


ー 内田雄馬さん ー

 1曲目の『スリラー』で踊りつかれてしまい汗だくに。ダンス自体はキレキレだったものの、肝心のムーンウォークはうまくできず、小山さんに突っ込まれていました。バンド曲では、当日に武道館でライブを行っていたGRANRODEOの『Can Do』を。この曲は当然の如く盛り上がる。モノマネではラルクの『flower』を、途中何を言っているのか分からなくなるぐらい、やりすぎている感じで披露。続く『ミモザ』では、ミモザの意味も分からずに「ミモザ・・ミモザ・・」と連呼。アンコールの曲は旬な曲『ようこそジャパリパークヘ』。曲の途中で、小山さんに「何のフレンズ?」と問いかけられたところ、「内田真礼の弟のフレンズ」と答えられていました。


ー 遠藤ゆりかさん ー

 どうしてもウケ狙いに走る男性陣に対して、遠藤さんは正統派で対抗。(『あんずのうた』では、はっちゃけられていましたが…)しかし、縄抜け達人の様な動きをみせていた内田さんの『flower』の後はさすがにやりづらそうだったかもしれません。コラボでは明坂さんと一緒にRoseliaの『BLACK SHOUT』をエアーで演奏しながら歌われていました。本来、どちらもボーカル担当ではないので珍しいものが見られましたし、他の出演者の皆さんも途中から参加され、それぞれのエアー演奏も楽しめました。


ー 古川慎さん ー

 舞台袖から、チラッチラッと恥ずかしそうに顔を出してから歌い始めたのは『天樂』。声量の大きさを遺憾なく発揮し、凄みを感じさせていたのですが、最後の決め、大事なところでのジャンプのタイミングをしくじる始末。格好つかないのが、彼らしさかも。『前前前世』『ロマンス』でもその歌唱力を魅せ、さらには内田さんとの『ミモザ』。序盤は、感動するほどの歌唱力のぶつかり合いが楽しめたのですが、2人は別の楽しみ方に移行。「ミモザ・・ミモザ・・」とその語感が面白くなったのか、ミモザの応酬に。古川さんは内田さんから「ミモザ・・ミモザ・・フルカワミモザ・・」という謎の言葉を掛けられていたのでした。


ー 明坂聡美さん ー

 13歳の頃にオーディションで歌ったという『ボーイフレンド』を13歳風に披露。曲中に彼氏募集をした29歳独身女性が、続いて登場された花江さんに「26歳既婚です!」と結婚指輪を見せつけながら煽られてしまい、苦い顔に。モノマネでは『もののけ姫』を歌われたのですが、明らかに米良さんのモノマネではなく、もののけそのもののモノマネをされていたような…。ゾンビの様なおどろおどろしい動きで狂気に満ちたパフォーマンス。内田さんのスリラーよりも、こちらの方がよっぽどスリラーでした。


ー 花江夏樹さん ー

 歌詞がえらいことになっている『クラスで一番スゴイやつ』を初っ端から。歌詞にあわせて、客席に向かって、う〇こを投げつける暴挙に。そして、ステージ上に転がる、う〇こ。このあと、どうなることかと思いきや、『sailing day』で珍しく真面目路線に。モノマネでは、『秋桜』を歌う中森明菜のマネをしていたはずが、八代さんと同じく、途中から様子がおかしくなり、中森明菜がドナルドダックに変身。やはり真面目ではいられないのでした。



ー Machicoさん ー

 ずっと早口で歌い続けるボカロ曲『裏表ラバーズ』。人が歌う為に作られた曲ではないのですが、それを原キーで見事に歌いきるという凄まじさ。高音の声質が曲にあっていました。歌い終わったときには、さすがに倒れこんでいましたが、それもやむなし。『Yeah! めっちゃホリディ』は振り付け有りで、頬を膨らます顔真似も。「ズバッと!」のところでは後ろの男性陣も同じ振りをしていました。カラオケなので歌詞が出るのですが、改めてこの曲の歌詞を読んでみますと、これはリズムありきなんだなと、作詞・作曲が同じつんくさんだからこその曲なんだなと、改めて気付かされました。


ー 仲村宗悟さん ー

 まさかの『READY!!』で大盛り上がりの会場。中村繪理子さんに2時間頂戴して振り付けを教えてもらったとのこと。この関係性がなんだかうれしい。これに対して小山さんが中村さんに肉を奢らないといけないなと話していたのですが、ツイッターでこの発言が山賊(中村さん)に伝わってしまったのでした。アイドル曲では『Love so sweet』を披露。このまま真面目路線で終わるのかと思いきや、モノマネで『にっぽん昔ばなし』を異様な高音で歌うという。さらにはカメラさんとの協力で、なんともいえない表情の顔を何度かズームする謎演出。前回の『プロジェクトAのテーマ』同様、会場を妙な空気にさせてしまったのでした。


ー 高橋未奈美さん ー

 浅倉南で『タッチ』。南の風で『青い珊瑚礁』。Side"M"で『DRIVE A LIVE』。名前にちなんだ選曲。『タッチ』では趣味の新体操を活かして、ボールを投げたり、リボンをクルクルとうまく回したりと小道具を使用。『青い珊瑚礁』でもそうでしたが、歌声的には可愛さを押し出していたような。『DRIVE A LIVE』では歌っている最中に、後ろの仲村さんが、踊りたくてたまらないといった感じだったのを、中島さんが静止している様子が見られました。いてもたってもいられず最終的には、男性陣というかSideMメンバー4人がバックダンサーを務める豪華な布陣に。この5人が立ち並ぶ姿は壮観でした。


ー 中島ヨシキさん ー

 アイドル曲の際に、同じ事務所のアイドルの曲と話されていたので、i☆Risなのか、それともWUGなのかと思っていましたら『ドリームパレード』、i☆Risの曲でした。常に動きっぱなしのダンスをスタジオを借りて特訓。途中、給水タイムが入りましたが踊りきりました。モノマネでは『君は薔薇より美しい』を。古い曲なので原曲を知っていた人がどれだけいたのやら。この曲を歌う布施明さんはとんでもない声量の持ち主なので、モノマネするのにも力量がいるのですが似ていました。高音を張り上げるところで、マイクを離しまくって音が入らないという流れは鉄板。アニサマで本物の『キヨシのズンドコ節』を聴いて、もうできないと話されていましたが、『ヨシキのズンドコ節』もまた聴いてみたいですね。


ー 石田晴香さん ー

 『千本桜』から始まり、『1/2の神話』『慟哭』と渋い選曲。可愛いらしさの中に芯の強さも感じる昭和アイドル的な歌声なので、曲に合っていたように感じました。アンコールではAKB48の曲『ヘビーローテーション』を。元SKEの秦さんと共に元AKBの石田さんがこの曲を歌うとは、昔からのファンの方にとっては感慨深いものがあったのでは。本人歌唱といえば、実は『千本桜』についてもそうだったり。『音楽劇 千本桜』で初音未来を演じたのは彼女でした。


ー 村瀬歩さん ー

 歌唱力が問われる『天城越え』を歌い、そのハードルを軽々と飛び越えていく物凄さ。モノマネでは旧劇場版エヴァンゲリオンの挿入歌『Komm, süsser Tod〜甘き死よ、来たれ』を歌われましたが歌マネではなく、その前の寸劇がモノマネでした。碇シンジ役を村瀬さん。碇ゲンドウ役を小山さん。ゲンドウポーズをする小山さんに対し、「父さん!!」と叫ぶ村瀬さん。小山さんにゲンドウをやらせたかっただけでは(笑)。コラボでは中島さんと『革命デュアリズム』を。当たり前の様に水樹さんの如く歌えてしまう性別の越えた何かと、この歌唱力は一体。


ー 秦佐和子さん ー

 懐かしの『檄!帝国華撃団』を、あの有名な振り付けで。リハの際には踊られていなかったそうなのですが、他の出演者のレベルの高さを感じて当日覚えたとのこと。(そんなことできるの??)真宮寺さくら役の横山智佐さんというよりも、グリシーヌ・ブルーメール役の島津冴子さんの様な、凛々しい歌い方。これはこれで素敵。可愛い声の方が多い女性声優の中では貴重な存在になりそう。モノマネコーナーでの『月光』では鬼塚ちひろさんと同じく素足での歌唱。歌う前にその場で靴下を脱ぐものですから、その様子をカメラでアップに撮られてしまっていました。うん、なんだかエロい。


ー 伊東健人さん ー

 今回の出演者でインパクトナンバーワン。顔を白塗りにして登場。『蝋人形の館』をデーモン閣下の様なハイトーンボイスで。歌っている途中で客席に向かって「お前も蝋人形にしてやろうか!」と、『とっと』改め『かっか』が申しておりました。後ろのソファーで中島さんが笑い転げていましたが、この白塗りを提案したのが彼でした。このあと、白塗りを落とすため退場。しばらくして戻ってきてから歌われたのが『大石のテリトリー』。伊東さんのお父さんは元テニスプレイヤー。父のテニスジャケット(本物)を着て、ステージ狭しと各キャラを怒涛に演じ歌う姿に、彼はサービス精神の固まりだなと感じたのでした。


ー 小山剛志さん ー

 昼の部の1曲目『Don't say "lazy"』は八代さんのリクエスト。格好良い歌声で歌われていたのですが、さすがにフルで歌うのは大変だったようで歌い終わりにその場で崩れ落ちてしまいました。夜の部では『DESIRE』を。「はーどっこい」のコールが普通に入る2017年、不思議なものです。

【イベントレポート】ステージ裏から聞こえてきた掛け声でスタート『Run Girls, Run! ショーケースイベント 位置についてよーいドン! Vol.1』

イベント詳細

Run Girls, Run! ショーケースイベント 位置についてよーいドン! Vol.1
開催日:2017/09/23
    開場15:45 開演16:15
会 場:LIVE labo YOYOGI(東京都)
料 金:3,240円(別途ドリンク代600円)
出演者:林鼓子(速志歩役)、
    森嶋優花(守島音芽役)、
    厚木那奈美(阿津木いつか役)

出演者感想まとめ


ステージ裏から聞こえてきた「Run Girls, Run!」の掛け声でスタート 


 今年の7月に開催されたワンフェスにて初お披露目となった、TVアニメシリーズ『Wake Up, Girls! 新章』から登場する新ユニット『Run Girls, Run!』。『i☆Ris』から始まった『アニソン・ヴォーカルオーディション』の第3回で選出されたメンバーです。そのユニットのショーケースイベントが開催されるということで参加してみることに。会場は『LIVE labo YOYOGI』。1人通るのがやっとの階段を降りていったところにライブスペースが。キャパ200人とのことですが、同じキャパであり、かつてWUGのメンバーがショーケースイベントを行った『TwinBox AKIHABARA』よりも狭い感じ。深海をイメージしているそうで、開演前は青の照明がステージ上から照らされていました。

 物販は終演後でも行われるとのことでしたが、ドリンクの引き換えは今しかできないとの話でしたので、とりあえずコーラと交換。物販では記念に缶バッチを購入しました。ほとんどの方はそのままライブスペースに行かれてしまったので、少し遅れてしまい、本来より1列後ろになってしまったかもしれません。それでも、視界良好な位置を取ることができました。

 ライブの諸注意は3人の影ナレで。その後、開始を待つわけですがステージ裏から勢いの良い「Run Girls, Run! 」の掛け声が聞こえてきました。いやはや、初々しい。


セットリスト(全4曲)


M01:リトル・チャレンジャー 披露数:2回目
   リトル・チャレンジャー(2014/03/26)より
   作詞:辛矢凡
   作曲・編曲:田中秀和

   歌:Run Girls, Run!

M02:16歳のアガペー 披露数:3回目
   16歳のアガペー(2014/12/03)より

   作詞:只野菜摘
   作曲・編曲:広川恵一

   歌:Run Girls, Run!

M03:タチアガレ! 披露数:3回目
   Wake Up, Best!(2015/03/18)より
   
作詞:辛矢凡
   作曲・編曲:神前暁

   歌:Run Girls, Run!

M04:カケル×カケル 披露数:初披露
   CD未発売
   作詞:只野菜摘
   作曲:神前暁
   編曲:広川恵一

   歌:Run Girls, Run!


 始まって早々、立ち位置について『リトル・チャレンジャー』と『16歳のアガペー』の2曲を立て続けに。ステージと観客との距離がとても近く、最初はそれに圧倒されていた感じでした。最前列の方たちの盛り上がる姿を見て思わず笑ってしまう場面も。とはいえ、パフォーマンス自体は既に大したもので、緊張感は伝わってきたものの、WUG初期の良い意味での素人臭さはなく、あとは経験を積んで自信を付けていくだけといった出来上がり具合。初舞台となったワンフェスとは見違える姿に。今のWUGのメンバーをハードルとして設定すると、原石ではなく即戦力をと考えられたオーディションだったのかなと感じられたパフォーマンスでした。

 衣装は自身が演じるキャラクターたちと同じ学校の制服。これを見て、かつてのWUGのメンバーを思い出したかというと、そういうことはなかったのでした。あちらは、昔ながらの学生服で、かつ別々の学校のものなので、衣装らしくない生々しさが。

 2曲歌い終えたところで自己紹介のコーナーへ。長所短所等々が記載されたフリップが用意され、付箋が貼られている部分を観客側が当てるという内容。フリップには林さん作の可愛い似顔絵が。このフリップはスタッフの女性の方がずっと掲げられていたのですが、その方がとても綺麗で、むしろ、「あなたの自己紹介を!」と思ってしまうという。そんな半分冗談はさておき、3人の自己紹介について。まずは林鼓子さん。フリップの文字が見えづらいので、それぞれの項目名を立て続けに読み始められたのですが、1つ1つ内容を紹介していく形が良かったかもしれません。1つ読み忘れていた項目を厚木那奈美さんがすかさずフォロー。基本的に進行は林さんでしたが、厚木さんが都度フォローを入れていたのが印象に残りました。そんな厚木さんはトマトが苦手とのことで、同じくトマト嫌いなWUGの田中さんとのエピソードを絡めて話されていました。森嶋優花さんは、i☆Risが好きだという話を。そういえば森嶋さんは、この間観た映画『きみの声をとどけたい』で主演を務めたユニット『NOW ON AIR』のオーディションのファイナリストに選ばれていたとのこと。あの時の舞台挨拶にいてもおかしくなかったのだなと思うと、今こうしてRGRのメンバーとして目にしているとは面白い廻りあわせだなと感じたのでした。

 続いて朗読コーナーへ。アイドルになる前の学校での3人の会話。ここでは3人の掛け合いと、林さんによるWUGメンバー全員のモノマネが楽しめました。お互いの顔を見合わせたり、時には語りかけるように前を向いたりと、朗読劇が成立していることに驚き。SEの入れ間違い等、音声のトラブルがあり、むしろ、大人たちがしっかりしてくださいという状態。そんなトラブルがあっても動じずに進められていました。モノマネについては、どれも特徴を捉えたもので会場が沸いていました。森嶋さんの台詞量が多く、彼女が話をまわす形でしたが、本来のキャラクターはそうではないそうで、本編ではどういった立ち回りをするのか気になるところです。

 再びライブコーナーへ。『タチアガレ!』に続いて歌われたのが新曲『カケル×カケル』。「カケル・カケル・カケル」と3人がそれぞれ言ってから曲がスタート。ワンフェスで神前暁さんがRGRの曲を作曲されると話されていたので、ここで聴けたら嬉しいなと思っていましたのですが、幸いなことにこの場で初披露となりました。『タチアガレ』の様にストレートなアイドルソングではなく、また難しい曲を用意したものだなと初聴きの時点でそう感じました。それでも、それを歌いこなすのだから、この子達は大したものです。そもそも、新章が始まると聞いて、WUGが歌う主題歌は神前さんが作曲されるものだと思っていました。それがまさか新ユニット担当とは、力の入れ具合が分かるというもの。駆け出していくようなフリが印象的なこの曲。この場でRGRのポーズも決まり、ここからスタートを切るのだなと感じさせる内容でした。



 終演後、ステージ裏に戻った3人が大きな声で「お疲れ様でしたー!」とスタッフの皆さんにご挨拶。開演前同様、声が聞こえてきました。公演時間は50分と短めでしたが、お見送りがあるとのことで、準備の為にその場で待つことに。この間、ドリンクの交換ができたので、このタイミングですれば良かったと若干後悔。準備ができ、階段を昇っていく途中でお見送りが。そして、地上へ。こういった地下会場ですと、現実に戻ってしまった感が大きいのは一体何故なのでしょうか。

 『タチアガレ!』を歌う前に、林さん(中学生)が森嶋さん(大学生)の制服のリボンを直してあげる場面が。こう考えますと、年の差がありながら微笑ましいシチュエーション。でも、これが違和感が無い。リボンを直してあげるというのもそうですし、トークのフォローを入れてあげたりと、年の差関係なく支え合いができている関係性が感じられたので、そう思えたのでしょう。RGRのキャラクターや関係性が知れ、聴きたかった神前さん作曲の新曲初披露もあり、来た甲斐がありました。10月からは、RGR単独とWUGメンバーとのラジオ番組が始まるとのこと。これからの活躍に目が離せません。

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